うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


水煮しか縁のなかったうずらの卵。これひとつで作った親子丼って、どんなサイズで、どんな味がするのだろう。
好奇心に引っ張られ今回7つの卵料理を、それぞれうずらの卵ひとつで作ってみました!


シルバニアファミリーの食卓になるのかな



うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


メジャーなMサイズの卵と、うずらの卵です。うずらの卵は、Mサイズの卵の1/3くらいの大きさでしょうか。

想像するに、うずらの卵で作った卵料理はきっと、シルバニアファミリーの動物たちが食べるのにちょうどいい量な気がします。シルバニアファミリーの食卓となるか、調理開始です!


想像どおりのゆでたまご


うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


まずは、ゆでたまごです。
これはできあがりが想像つきますね。「うずらの水煮」でしょう。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


やはりやはり。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


普通の卵Mサイズのゆでたまごと比べてみました。
生卵の黄身で並べたときよりも大きさの差を感じます。黄身の色は、うずらがレモン色寄り、Mサイズがオレンジ寄りですね。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


21時前に始めたのに、神隠しにでもあっていたのか、このときなぜか日をまたいで午前1時。口に入れるはずが通り過ぎて鼻にきているボケボケな手元のつじつまが合った1枚。
でも食べてからこう言ったことを、鮮明に憶えています。
「よく知った中華料理の味」


ひと口サイズの目玉焼き


シルバニアファミリーはどうかわからないですが、筆者は半熟が好きなので、いい具合の半熟を目指します! 火加減がわからないなか、できるかなぁ

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


こんなすぐに火が通るなんて! 夢の半熟は叶いませんでした…

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


ほっぺがぷっくりしたマンボウのような形に。
卵の殻がけっこう割りづらいので、いびつになりやすいと思いますが、こうした偶然の産物に出会えるのも面白いです。


うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


Mサイズの卵と比較。かわいいひと口サイズですね。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


食べる前に驚き!黄身を箸で押してみたら
「ぷくー…」
って、黄身がとろりと出てきたのです!半熟成功でした! でもできあがった見た目は火が通っていそうでしたよね。
味は基本的にMサイズのものと変わりません。舌触りが若干なめらかになったかなぁ…


人には出せないプレーンオムレツ


シルバニアファミリーの木のテーブルにぴったりの、かわいいオムレツができそうですね。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


かわいいというか、えらくしょぼい

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


Mサイズの卵ひとつで作ったものと比較していきます。
筆者のオムレツ下手すぎ問題はさておき、色がけっこう違うように見えます。調理してから時間がたちすぎたからかもしれないと思い、できたてのMサイズの卵でつくったものを見てみたのです。それがこちら

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


やはりうずらの方が色鮮やかなのですね。
味は、これといった特徴を感じない味です。


包みきれないオムライス


じっと焼くだけですが、オムレツ同様、一瞬で火が通るので、待つ時間はほぼないでしょう。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


ほぼなかったです。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


かわいい

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がしかし、ご飯の量が多すぎて全然包まれていなかったです。ケチャップライスにただのっかっただけなうずらの卵。
包まれるとばかり思っていたケチャプライスは、思いがけず風邪をひくでしょう。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


ちなみに、ご飯の量はこのくらいです。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


Mサイズとの比較。うずらの色はきれいですが、オムライスで美味しそうに見えるのはMサイズかなぁと思ったり…

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


でも味は、やはり普通の卵と変わらず美味しくいただけます。


団結力異常なスクランブルエッグ


広がって量が多く見え、今までの卵料理に比べて、普通の卵との見た目の差があまりなくなるのでは…?と予想。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


火が通るのがあまりに早くてバラバラにならず。
必死でひっかきまわした箸の努力も虚しく、ほぼつながりました。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


「広がりを見せる」という予想が大幅にはずれました。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


そうそう、スクランブルエッグはMサイズの方が色鮮やかだったのです。単に油の関係でしょうか。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


つながっているのでこんな事態に。急いでいるときはひと口ふた口でパパッといけるので、急いでいるとき向きです。


「おちょこん」な卵かけごはん



シルバニアファミリーサイズではありそうですが、シルバニアファミリーは卵かけごはんを食べなさそうです。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


あらかわいい!という言葉がぴったりな。
器はおちょこです。

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


特筆すべきはサイズ感。究極の節約のようです。


卵の割合!親子丼


うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


鶏肉の量とか煮立ち具合とか、材料が少ない分、たまごを最後にかけるまでの間に色々と困りそう…

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


予想通り、煮えるのが早くて焦りました。
そしてわかっていたけれど、卵が少ない!
これはしょっぱい飲み物になってしまうのではないかと、必死で全体に行き渡らせてみましたが…

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この段階では水っぽい。できあがりはどうなったでしょう

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


自分でも驚いたのですが、時間が経ったからか、思ったよりも普通な見た目になりました。
それでもまだ水っぽいですね。うずらの卵ひとつで親子丼を作るときは、水や味付けは極端に少なめが良いです!

うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


どんな顔かというと、「美味しい」って顔と、やはり「味が濃い」って顔です。
卵が濃厚でとろりとしていると感じました。「おや?」と特徴を感じたのは初めてです。だから気のせいかもしれず。


サイズ感はこのとおり!


うずらの卵ひとつで親子丼を作ってみた


においにつられて、シルバニアファミリーがやってきました…と思いきや、うちのネズミです。
サイズ感を見ると、ゆでたまご以外、彼らにとっては少し大きそう。
ごはんものなんか体の半分です。いつか新宿歌舞伎町で見た、えらく肥えた野生のネズミくらいがちょうどいいサイズのようです。
(武井怜)

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