先日、15年ぶりの復活を果たしテレビ番組でのコントも披露した、伝説のコントユニット「ジョビジョバ」の活動を覚えているだろうか?

ジョビジョバが活動していたのは、1992年の旗揚げ公演から2002年に解散するまでの約10年間。ジョビジョバは、もともと同じ明治大学の演劇サークルのメンバーだった6人で結成され、 その在学時から学内でのホール動員記録を塗り替えるなど話題を呼び、卒業後に活動開始すると瞬く間に人気コントユニットとなったグループなのだ。


大人気だったジョビジョバ


ジョビジョバは、「芸人でも、俳優でも、アーティストでもない。」というコンセプトのもと、6人の息の合ったコント芸が特徴だった。当時では斬新だったグループコントの芝居や、個性豊かな若い男性だけのユニットということもあり、芝居好きやお笑い好きなファンはもとより、若い女性ファンが多かったことも話題に。

コント劇団にもかかわらず人気バンドのような追っかけのがいたり、常時出待ちがいたりと熱狂的なファンに囲まれた時期もあった。また人気の公演チケットは即日完売のことも多く、プラチナチケットとなることが多々あったのだ。

大河出演者も! ジョビジョバの個性的なメンバー達


ジョビジョバのメンバーは、リーダーで仕切り役のマギー(本名:児島雄一) を筆頭に、六角慎司、坂田聡、木下明水、長谷川朝晴、石倉力で、終始その6人のメンバーによりコントが続けられた。

グループ解散は突然のことだったが、本来お笑いでの活動を望んでいなかったという石倉力のグループ脱退が、解散(それぞれソロ活動に転向)のきっかけになったといわれているようだ。
石倉は、解散後に江角マキコのマネージャーを務めたりもしたようだが、その後本来好きだったというゲーム業界の仕事に就いている。また、木下明水については熊本の実家がお寺であったため、解散後は住職に就いたようだ。

木下、石倉以外の他のメンバーは、現在でも俳優として活躍しているので時折見かけることも多い。当時からも女性ファンが一番多かった長谷川朝晴は、大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)や「真田丸」(NHK総合)に出演していることも知られている。ちなみにその長谷川は、タレントの千秋と高校時代の同級生のようで、お互いをよく知る仲らしい。

15年ぶりに、一般職についている二人(石倉、木下)もあわせ、同じメンバー6人で復活し再起動というニュースを受け、当時からの興奮を懐かしく思い出しつつ、現在の活動にも期待していたい。
(空町餡子)

※イメージ画像はamazonよりU-1グランプリ CASE05 『ジョビジョバ』 [DVD]
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