そんな本気の「ごっこ遊び」イベント「TOKYOなりきりコレクション 刑事編」が、5月28日に東京・新木場の材木工場跡で開催されました。
雰囲気たっぷり!「リアル廃墟」が会場

今回の会場は、東京湾に面した工業地帯・新木場(しんきば)にある工場跡を使用。少しまで現役で稼働していたホンモノの廃墟。
刑事ドラマで人質が閉じ込められている場所としておなじみの風景は、一歩足を踏み入れるだけで妙な緊張感、もっと言えば主人公感に包まれます。
事件は会議室で起きてるんじゃないんだ……!
家族連れからプロの俳優まで参加

参加者は、小さなお子さんを連れたお母さんからプロの俳優さんまでさまざま。
「いちど、やってみたかったんです!」とスタート前から興奮を隠しきれない様子です。
「ホンモノの刑事に近づきたくて」と、黒いスーツでバッチリ決めてきた方も。
廃墟が会場とはいえ、その裏で安全対策はバッチリ。
初心者の方や小さなお子さんも事故なく安全に参加することができるよう、使用できる小道具をこまかく管理したり、思わぬ怪我をしないよう随所に対策がほどこされていました。
プロのアクション俳優が演技指導
“なりきり講師”を担当するのは、「シン・ゴジラ」や「永遠の0」「SP」など、有名な映画やテレビドラマの現場で軍隊や警察の演技指導を数多く手がける「ビッグファイタープロジェクト」のみなさん。
メンバーは自衛官・警察官OBという、筋金入りの「本職」の方たちです。

会場に入ってくるやいなや「君たち、敬礼がなっとらん!」と一喝!
「これがホンモノか……」と、参加者一同いっきにスイッチが入ります。

もちろんこれも、「なりきり」感を出すための演出の一環。
その後はジョークをまじえつつ、本職の現場で実際に行われているという「敬礼の仕方」から銃の持ち方まで、リアルに見えるワザを短時間でわかりやすく伝授してくれました。
「もっとも美しい敬礼は、腕から顔まで最短距離を結ぶ形」なのだそう。狭くて身動きの撮りづらい潜水艦のなかなど、現場の環境にあわせて敬礼の形も変わるのだそうです。勉強になる……!

本場仕込みのアツいレクチャーを経て、参加者のみなさんも徐々に「刑事」の顔つきになってきました。いよいよ「なりきり」の実演パートに入ります!
すごい!参加した人羨ましい!!
なんじゃこりゃ。
左腕を撃たれて3mも後ろに吹っ飛ぶシーンは?