そんな豊田議員はかつて女子大生時代、あるテレビ番組に出演している。
バラエティ番組に出演していた豊田真由子
豊田議員が出演したのは、1993年に放送された『ムーブ・上岡龍太郎の男と女ホントのところ』(TBS系)(のちに『上岡龍太郎がズバリ!』と改名)の「東大女子学生50人」の回。
当時は皇太子妃に東大出身で外務官僚だった小和田雅子さんが内定したこともあり、東大女子学生に注目が集まっていた。
当時18歳、文科1類の1年生だった豊田議員は派手なスーツに、パーマをかけた姿で登場。お笑い芸人の平野ノラを彷彿とさせるバブリーな姿だった。
放送時点でバブル経済は崩壊しているはずだが、まだまだイケイケな様子がうかがえる。
過激だった番組内容とは?
『ムーブ・上岡龍太郎の男と女ホントのところ』は、毎回テーマにちなんだ50人の人物をスタジオに招き、アンケート形式で本音に迫るもの。木曜19時という早い放送時間帯ながら、AV女優、教え子と結婚した高校教師、男から女になった“ミスターレディ”など、個性的なキャスティングで知られた。
内容はかなりガチンコであり、霊能者が出演した時には、心霊嫌いの上岡と出演者が大喧嘩となる場面は伝説になっている。
東大女子学生にも、「ジュリアナ経験者?」(32人)、「恋人がいる?」(33人)、「男性経験がある?」(19人)といったきわどい質問が向けられている。さらには、「アダルトビデオに出演しても良い?」(2人)、「篠山紀信ならヌード写真のモデルになってもよい?」(14人)といった質問もあった。
番組VTRでは、「ハメ撮りAVの帝王」として知られた村西とおるが出演したほか、東大女子学生に学校名を隠して銀座でホステス体験をさせるなど、まさにやりたい放題であった。
「セクシー度チェック心理テスト」で1位を獲得
さて、肝心の豊田議員は、番組の最後に行われた「セクシー度チェック心理テスト」で96点を獲得し1位に。特製お立ち台の上で踊り、誰が笑福亭笑瓶を一番悩殺できるかというゲームにチャレンジしている。
このゲームに挑んだ豊田議員は顔を隠しながら踊っており、かなり恥ずかしがっていた。
秘書に対するいくつもの暴言を聞く限り、相当に強気な人物に思えるが、このころにはまだ“乙女心”があったのかもしれない。
※文中の画像はamazonより上岡龍太郎 話芸一代