「筋トレで世の中の悩みはほぼ全て解決できる」と説き、Twitterフォロワーは20万人を超えるマッチョ社長・Testosterone。本連載では、世の中の悩める男性に喝をいれ、筋トレによるライフハックを提案します。

「仕事が終わっても空気を読んで帰らない」は正しい選択だ【Testosteroneの筋肉仕事術】

つい先日、「半数以上の新入社員が自分の仕事が終わっても帰らない」という調査結果が発表され、ネットを賑わせていた。「職場の上司、同僚が残業していても、自分の仕事が終わったら帰る」という質問に「そう思う」「ややそう思う」と回答した新入社員は48.7%にのぼり、過去最高の数値になっているそうだ。

すぐ帰る新入社員が徐々に増えているとはいえ、未だに半数以上が帰らないという結果に対して、ネットの反応は荒れ気味。「何で帰らないの?」とか「仕事が終わってるなら早く帰れよwww」、「ドMかよ(笑)」などのコメントが多く見られた。まあ、当の新入社員にしてみても「早く帰りたいなー」と思っている人がほとんどだろう。


「空気を読んで帰らない」のは正しい選択


どうすればこの状況から抜け出せることができるのか。その答えは筋ト……、と言いたいところだが、一旦冷静になってみてほしい。この「仕事は終わっているのに帰れない」という状況を生み出しているのは“職場の空気”のはずだ。そして、その発生源はめちゃめちゃ高い確率で上司や先輩だろう。

例えば、器が大きい上司や先輩ならば、気を使って帰ろうとしない若手社員に対して「俺のことは気にするな。お前ら先に帰れ!」と言うだろう。だが、仕事が終わっても帰らせない空気を醸し出すような上司や先輩は、十中八九、器が小さい。そんなときに堂々と帰ったら……。
ガミガミ言われたり嫌がらせされそうなのは想像がつくよな?

そう考えると、新入社員や若手社員の「空気を読んで帰らない」という選択は間違っていないと言えるだろう。むしろ、この状況では得策だ。だから「空気を読んで帰らない」という新入社員に対してとやかく言ったり、バカにするつもりは毛頭ない。

「不満タラタラの時間」か「有意義な時間」にするかは、君次第!


「仕事が終わっても空気を読んで帰らない」は正しい選択だ【Testosteroneの筋肉仕事術】
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だが、その時間をボケーッと過ごしているなら、それは貴重な時間の浪費になってしまう。空気を読んで会社に残っている間に“何をするか”、それが重要になるのだ。
オフィスにいてもできることは意外とある。さすがにジムには行けないが、その時間で自己投資は十分できるだろう。例えば、語学や資格の勉強はデスクでもできる。君がスキルアップやキャリアアップを目指しているなら、そういった座学は避けては通れない。だったら、上司や先輩の退社を待っている時間を使ってやればいいじゃないか。会社ならデスクに座っていないといけないし、眠るわけにもいかないから強制力が生まれる。自宅やカフェだとどうしてもダラケてしまう可能性があるが、会社でなら強制力も手伝って勉強がはかどるだろう。

これを読んでくれている人のなかに「どうせ帰れない」からといって、ダラダラとネットニュースを見ている人はいないだろうか。
目的のある情報収集なら意味はあるが、時間を潰すためなら非常にもったいないぞ。大事なのは、環境に文句を言うことではなく、その環境の中でもできることを探すこと。置かれた状況で思う存分できることをやってほしい。

それを実現するのが、下準備だ。いつでも勉強できるように下準備を常にしておくんだ。英語の単語帳を持っておくでもいいし、資格に関する電子書籍を持ち歩くでもいいし、とにかく時間を有効活用するために色んな下準備をしておけ。


筋トレでも解決はする。しかし、超絶ハードモード


ちなみに、僕が同じような状況に置かれたら? 答えは簡単だ、迷わず帰る。
「え? さっきと言っていることが違うやんけ!」と思った君。これには秘密がある。というのも、僕なら気兼ねなく帰れるような環境づくりに全力をかけているからだ。ようは、「筋トレ好きの狂った奴」というキャラクターづくりをしておく。
すると、
僕「そろそろ筋トレの時間なので帰ります!」
上司「お前、仕方ないなぁ(笑)」
僕「すみません! お疲れ様でした!」
と円満に帰ることができる。

この方法、非常に快適に過ごせるが、正直オススメはできない。なぜなら、普段から上司のご機嫌を取って関係を超良好に保ったり、辛い仕事があれば率先して取り組み職場でのポイントを稼ぐなどの努力や手間が必要だからだ。僕は筋トレするためならプライドすらポイっと捨てるし努力も惜しまないので楽勝だが、一般の人にはお勧めしない(笑)

もちろん、「絶対に残れ!」と言っているわけじゃないし、帰るのは君の自由。しかし、無愛想に帰ったところで良いこともないのは事実だ。どうすれば自分が得するか、置かれた状況でどう振る舞えばベストを尽くせるか。このことを意識しながら働いてみてほしい。すると、取るべき行動は自ずとわかってくるはずだ。
(Testosterone)
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