前回、ミラちゃんが急に卒業したのは、エロとビッチの家に嫌気がさして孤独だったからじゃないかと想像した。
想像が当たってたな、これは。
欲情ハウスか。
発情期で、自分の都合しか考えない人だらけッて展開にまっしぐらであった。

シェリーがロシア人とデート。
「酔わずにキスしたことあったっけ?」とか言いながらの即チュー。
エリックとしちゃったことを話す。
でも、それは「ただ楽な道を選ぼうと」してただけだと言う。
やっぱりあなたに興味があるのだ、と。
えええええー!
前回、「エリックがいい」って言ってなかったっけ?
だが、それも、違ったのだ、と。
いや、一万歩ゆずって。
エリックとやっちゃって、良かったと言ったが、冷静になると自分は間違っていた、というだけなら、まあ、酷いとは思うが、人間だ、それもあろう、あるだろう。
だが、シェリーは、ロシア人にも言うのだ。
「好きだからこそ あまり距離を縮めすぎたくないの」
えええー。
もう、ずっと男遊びしたいって宣言だ。
さらに、「エリックを利用したみたいで悪いけどね」とまで言う。
いや。恋愛は自由だ。
ヒールだっていう見方は一方的すぎるかもしれない。
おおぜいと性を楽しみたいという主義で、それを公言して、おたがいオーケーならいい。
っていう考え方もある。
だが、この後、シェリーが大志に「ちゃかしてごめん」と言うのだ。
大志の「死ぬほどの恋」を、ちゃかしたことを謝るのだ。
「もう私も恋するんだったら死ぬほどの恋じゃないと」とか言い出すのだ。
なんだろう。
スタジオでも指摘していたように、ロシア人は、シェリーとのことは遊びだと考えてる。
そりゃ、そうだ。
他の男ともつきあってる。あなたと距離は縮めたくない。
「わたしたちは遊びだよね」と確認しあった。
「死ぬほどの恋」を自分から遠ざけていながら、死ぬほどの恋を語る。
シェリーが、ここ最近、昼間っからずーーっと酔っ払ってる顔にしか見えないのが、ちょっと心配だ。
ウェズと杏奈。
前々回、いい感じになって、ラブラブだったふたり。
杏奈ちゃんが、ウェズのために旅立ちを一ヶ月延ばした。
「最後に会いに来とこうと思って」
と言う杏奈に、ウェズがひどいことを言うのだ。
「どうなの? 最近、いい人いないの?」
杏奈、絶句。
「いい人ってどういうこと?」
わああああ。
このあたりの会話の痛々しさ。
こんな酷いことを言われるような展開を期待してやってきたわけじゃないはずだ。
何も言わせない、進展させないためにウェズが言う。
「頑張ってね」
なんて残酷な響きの「頑張ってね」。
この展開に徳井さん「男が、どうも、すみません」山里さん「あれは(男)代表じゃありません」。
智可子さん。
「どう思ってるのかなって」
大志に聞く。
ストレートだ。
「俺は、もうめちゃくちゃ好き」と大志は答える。
ここまでは、いい。
でもTOO MATCHな大志は止まらない。
「俺は好きすぎるから(智可子さんが)他の人に行ってしまったとき俺は本当に死ぬと思うのね」
って、ほぼストーカー宣言だ。
自分勝手に、相手に重圧を押しつける。これは迷惑すぎる。
これに引いてしまったのか、智可子さん。
新しい人たちが入ってきたらどうなるか判らないってなことを言うのだ。
「おまえはキープな」っていう宣言である。
智可子さん「中途半端な感じで行きたくない」とも言うのだが、それって、めちゃくちゃ中途半端じゃない?
この後、大志くん「ハグしていい?」で智可子さんを強引にハグ。
スタジオのみんなに、このTOO MATCHが大不評。
「やめとけやめとけ」「おすなおすな」「センスないなー」「何にもわかってない」
と、もうテラスハウスのメンバー、いいところなし。
だいじょうぶか?
そんなときに、新メンバーが2人やってくるのだった。
新田満理子さん。銀行で働く25歳。
関川良くん。アパレルで働く26歳。
ぐつぐつとリビドーで煮えまくった鍋に新しい素材が放り込まれて、次回テラスハウス激動しそうです。(テキスト&イラスト:米光一成)