8月2日、石原氏は公式Twitter上で「最近、女装した男のテレビタレントが大流行」しているとし、その状況を「世の中が衰退し、何でもありと狂ってきた証なのだろうか。」と批判。むろん、各方面からはブーイングの嵐でした。
この石原発言に対して、高須クリニックの高須院長がこんなことを言っていました。
「石原慎太郎先生、釈迦に説法でしょうが、歌舞伎の華は女形ですぜ。」
高須院長の言うとおり、芸能の世界において「男装女子」が活躍するようになったのは、何も最近に限った話ではありません。歌舞伎界を除いたとしても、石原氏の2個下にあたる美輪明宏が世に出てからというもの、数えきれないほどのオネエタレントが登場してきたのは誰もが知るところです。
カルーセル麻紀、美川憲一、ピーター、おすぎとピーコ、クリス松村、楽しんご、ミッツマングローブ……。枚挙に暇がありません。
山咲トオルも、過去にメディアを賑わせたオネエ系タレントの一人。「漫画家出身」という特異なバックボーンを活かして彼がオネエ枠のトップに君臨していたのは、遡ること今から15年ほど前となる、2000年代前半のことでした。
テレビで見ない日はないほどだった山咲トオル
『屍少女』『戦慄!!タコ少女』『モーレツ変身!!エピルちゃん』
これが山咲トオルの作品群です。楳図かずおの影響を受けた彼が、ホラー漫画家デビューしたのは1994年のこと。
高須院長の発言、地味にカッコいいな。年長者への敬意を残しつつ、顔を潰さず笑って受け止められるレベルでの美しすぎるツッコミ。あんなアホみたいなCMやってる人なのに思慮と教養を感じる。
誤った表現の多いライターさん、テレビは「付ける」ものではありませんよ。「テレビを付随して」どうするの? たとえば「煙草の火」も「付ける」のかな? 「フューチャー」と同じで、日頃から表現を見直そうね。
確かに世の中は衰退してるな。高須院長他人の顔治す前に自分の顔治せってのw