モグラの「ねほりん」と「ぱほりん」の人形についてや、シーズン2の見どころなど、たっぷり聞いてきました!

『プロフェッショナル』で取り上げてほしい
── 今日はスタジオでトークだけ収録されていましたが、実際にモグラの「ねほりん」と「ぱほりん」が動く様子は放送でご覧になるんですか?
山里:そうです。
YOU:記者会見やったときかな。
山里:生で僕らの声に合わせたとき、神がかってましたね。僕らはブースで適当にしゃべっているんですけど、僕がしゃべりだそうとしたら、もうねほりんがパッとこっち向いてたりとか。驚くタイミングも全く一緒だったりとか。ちょっと未来が見えてるくらい。
YOU:すごいんですよ。服とか靴とかもいっぱいあって……NHKの宝ですね。
山里:人形劇ってのはNHKさんのお家芸じゃないですか……。僕らはトークの収録でゲストの顔を全部見てるんですけど、オンエアで人形を見ていると「この顔してたな」って顔なんですよ。人形劇だし、ある程度表情のバリエーションとか固まってるはずなんですけど、ちゃんと毎回違って見えるんです。ホント似てるんですよ。
YOU:アクセサリーも、本当にその方が付けているものに近いもので作ってもらったりして。
山里:この人形劇の人たちを『プロフェッショナル 仕事の流儀』で取り上げてほしい。
YOU:トゥーン……。(※『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、ここぞという場面で鳴る効果音を真似するYOUさん)
山里:アレ多分、僕らがまんまやって相手にモザイクかけてたら、ちょっとこれって失礼じゃないか、下品じゃないかって見えてると思うんです。それを見えないようにごまかしているのが人形劇。また、ねほりんとぱほりんもね、完璧ですもんね。可愛いわー。
YOU:流行とかもちゃんと。爪とかも、可愛くしてて。
山里:グッズ展開とかも相当ありそうでしょう? グッズ絶対売れるでしょ。そうなったときのパーセンテージの話だけね、一回ね(笑)

「めちゃめちゃ楽しみ!」「一緒に聞いた話!」
── 10月4日からシーズン2が始まりました。第1回は「少年院に入っていた人」。続く2回目が「元サークルクラッシャー」(今夜10月11日放送)。収録はいかがでしたか?
YOU:……いま……記憶を辿ってる……。
山里:みなさんあの、YOUさんに収録どうでしたって聞こうと思っているんだったら、覚えてないですからね(笑)
── 手元の資料によると、元サークルクラッシャーは「かつて大学のサークルで7人の男性と次々関係を持ち、男同士が大げんかするなど騒動を起こした女性がゲスト」だとか……。
山里:まあ、しょうもない女ですよ。入り口は、ひどいやつだなと。友情も壊し、部活も壊し、なんでそんなことすんだと。単なるビッチだろ、で終われる話なんですけど、終わらない。ちゃんとなるほどと。で、ねほりんぱほりんでは珍しい、ちょっとギラっとする瞬間もね。YOUさんがたった一言「殴りてぇな」ていったときに、ビクッ!ってしたんですよ。
YOU:えぇー。
山里:僕、手元に想定問答のリストがあるじゃないですか。そこにYOUさんがもっと怒ることがいっぱい書いてあって、この子これ行かなくなるな……って思った瞬間があった。でも、その子、すっと息を吸ってリストどおり言い出したんで、こいつは覚悟決めたなって。
YOU:さすがクラッシャー。

── その後に予定されているのが「パパ活女子」(11月1日放送予定)と「ネトゲ廃人」(11月8日放送予定)ですね。
山里:パパ活女子は、あまり世の人たちはよく思わないじゃないですか。若さを武器にして、体の関係を持たないにしてもお金のためにパパと会って。そんなもん否定するしかポイントなさそうですけど、これがまたね、その子たちの苦悩であったりとか、赤裸々に聞けるんですよ。パパ活に手を出してしまった故の最大の不幸、ってのも全部ここでわかるんで。これはね、ちょっとドラッグに近いもんなんだなっていう話になってます。
── 中毒性がある……ということですか?
山里:中毒性じゃないんですよ。手を出してしまったら、こんな危険が待ってるんだと。いっときの快楽はあったけど「こんなつらいことがあったよ」って言われてたら、手なんか出すんじゃなかったと。
YOU:へぇ〜!
山里:一緒に聞いた話!
YOU:めちゃめちゃ楽しみ!
── 「ネトゲ廃人」の回はいかがでしたか?
YOU:ネトゲはね、覚えてる。
山里:廃人とかネガティブな言葉が付いているから、こいつこんなダメな生活してんだっていうのをイジるかというと大間違いで、実はこれはアスリートじゃないかって。いやトップアスリートでしたよ彼。
YOU:トップアスリートでしたねぇ。
山里:「トップアスリートじゃないか」ってみなさんを納得させる、生活とか裏の部分を掘り下げてますし、ただそういうだけじゃないと。ネトゲ廃人でもいろんな種類がある。いろんなダメなアプローチも知ることができますし。なんかこれ、子どもが夢だっていってもいいことなんじゃないかなっていうリスペクトポイントがあったりとか。
YOU:なんか意外と、最終的に「なるほどね」みたいに思ったりするんだよね。
山里:単純に嫌いとか、バカにする要素で終わらないのがこの『ねほりんぱほりん』のいいところなんじゃないかなと、特にこの二つは思いますね。

「攻めてることがかっこいい」って思ったらダメ
── 『ねほりんぱほりん』はよく「攻めてる」と評価されています。他局を意識して「より攻めてやろう」という気持ちになることはありますか?
YOU:それはもう……ここでね、やらせていただけるありがたみしか、我々は無いですよ。
山里:そうですよ、他の局が攻めてる攻めてないじゃないんですよ。面白い番組がここにある。比べるもんじゃないんですよ。僕らも「攻めてることがかっこいい」って思ってやるようになっちゃダメですよね、絶対。
YOU:そうですそうです。あくまでも興味をもってね。
山里:僕ら、攻めたことやってんだろ、変わったことやってんだろって、気持ちでは一切ないです。ただ、ありがたい、ありがたいなって……。
── それでは最後に、シーズン2にかける意気込みを聞かせてください。
山里:みなさんに愛してもらった『ねほりんぱほりん』。上がったハードル。さあシーズン2超えられるのか。もう正直、収録始まるとき怖かったんですが……軽々超えてきたんで。こりゃいいシーズン2始まるな。そう思いました。多分YOUさんもそう思ってくれてます。
YOU:その通りです。
山里:はい!
取材を行った日にトークを収録していたのは「過保護ママ」と「元子役」。放送日は未定ながら「面白かった〜」「名言もバカスカ生まれた」と満足げなお二人。シーズン2も順調に掘って掘って掘りまくってるよう。気が早いですがシーズン3、シーズン4……と、末永く続けてください!
(井上マサキ)