「筋トレで世の中の悩みはほぼ全て解決できる」と説き、Twitterフォロワーが33万人を超えるマッチョ社長・Testosterone。本連載では、世の中の悩める男性に喝を入れ、筋トレによるライフハックを提案します。

筋トレとインスタの意外な共通点 Instagramにハマるのはいいことだ

今回のテーマは、今年の流行語大賞候補にも選ばれた「インスタ映え」。これを読んでいる読者諸君には「インスタ映え」だの「フォトジェニック」だの、そんなもの気にせず筋トレしろ! ……と言いたいところだが、僕はInstagramにハマることはすごくいいことだと思っている。


インスタグラムを楽しんで何が悪い?


筋トレとインスタの意外な共通点 Instagramにハマるのはいいことだ
画像はイメージ

駅前のカフェに行っただけでも、その画像をアップすれば知り合いから「いいね!」をもらい、嬉しくなれる。流行りのスイーツの写真をアップしたことが、コミュニケーションのきっかけになる。何の変哲もないはずだった日常でも、写真で切り取りアップすることで輝き出す。とても晴らしいことだ。最高じゃないか。インスタグラムへ盛んに投稿している人は、一部で「インスタ映え意識しすぎ」だの「SNSに依存してる」など言われるが、人に迷惑をかけずに楽しんでやっているのだからイチャモンをつけられる筋合いはないし、誰が何と言おうとインスタグラムを楽しんだらいい。

しかし、気をつけたいのは、あくまでインスタグラムの利用は「自己満足の範疇」にとどめておくべきということ。なにやら、最近では「リア充代行サービス」を利用する人もいるらしいが、そこまでして「リア充している自分」を演出するなんてちょっと異常だ。そこまでいかなくても、「いいね!」の数を友達と比べて一喜一憂している人がいないだろうか?

そうやって、自分の幸福感や日々の充実度を“他人からの評価”に依存しているのは健全ではない。それだと、他人から評価されなくなった途端に不安を感じてしまう。言っておくが、他人の評価なんてコロコロ変わるものだ。
さらに、フォロワー数にしろ、「いいね!」の数にしろ、上には上がいる。つまり、他人の評価ばかり追っていると一生満足できなくなってしまうってわけだ。だからこそ、自己満足できる範囲にとどめておこう。


インスタグラムと筋トレの意外な共通点


筋トレとインスタの意外な共通点 Instagramにハマるのはいいことだ
画像はイメージ

実はインスタグラムと筋トレには共通点がある。筋トレをちゃんとやっていると、確実に体付きが変わってくる。自分でもその変化に気がつくが、次第に周囲の人たちも気づき出す。「あれ、痩せた?」とか「なんか最近、体デカくなったよね」など他人からの評価してもらえるようになるんだ。それに、逆三角形の体で腹筋が6つにボコボコと割れた状態でビーチに繰り出せば視線を集めることになるだろう。これらはインスタグラムでいう「いいね!」がたくさんついたような状態だ。それをモチベーションに筋トレをするのもとても楽しいことだし、他人から褒められて嬉しくなるのは当然のことだ。
だが、インスタグラムの正しい使い方が「他人から評価してもらうこと」ではなく、「自分自身で満足感を得ること」であるように、筋トレの本質はそこではない。

他人から評価もしてもらえるが、筋トレの本質は自己満足にある。挙げられなかったベンチプレスが挙がった。
腹筋が浮き出てきた。腕が太くなった。クビレができた。これらは、他人に褒められなくても自分で分かる変化だ。自分で自分の成長に気付き、自分を褒めてやること。「自分、成長してるやん」とニヤニヤすること。それこそが正に筋トレの本質であり、筋トレが楽しい理由なのだ。コロコロ変わる他人の評価と違い筋肉は裏切らない。努力すれば確実に成長するので、筋トレをすればするほど自分を褒めることができ自己満足できるのだ。


せっかくやるなら、“財産になる”使い方で!


繰り返すが、筋トレの本質は、自身自身の成長と自己満足であるように、インスタグラムを使うにしても自己満足の範囲にとどめておこう。流行りのお店に行って他人からちやほやされたり、フォロワーが増えたり「いいね!」がもらえて楽しむことはいいが、まずは他人の評価に依存しないように気をつけてくれ。
理想を言えば、写真のスキルを上げるとか、オススメの場所やスポットを聞かれたときに答えられるようになるとか、自分のなかで知識や経験がストックできる楽しみ方ができれば素晴らしい。それは、君の「財産」となるからだ。

こういったインスタグラムの使い方をすれば、メンタルも不安定にならないし、自分のスキルも高くなる。他人の評価に一喜一憂するよりも、だいぶ楽しいぞ。


とりあえず筋トレ! 筋トレこそ、最強のフォトジェニック


まあ、なんだかよくわからない、いまいち実感が湧かないという人は、とりあえず筋トレしてみてくれ。筋トレとインスタグラムの相性は抜群だ。ジムによってはトレーニング中の撮影がNGなところもあるが、たくましい体こそ一番フォトジェニックだし、トレーニングウェア姿はめちゃめちゃ映える。その証拠に海外では水着を着たスタイル抜群のブロンド美女が何百万単位でフォロワーを獲得している。ジムなら駅前にあるし、行列に並ばなくても済む。筋トレだ。筋トレをするのだ!インスタはそのあとでも遅くない!
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