
携帯電話の通話履歴を見ると、そのほとんどがLINEでの通話でした。無料で連絡をとれるLINEが普及して以降、ひとの電話番号を知るきっかけとはどんなときでしょう? 30〜60代男女に聞いてみました。
LINEで事足りている
「LINEのみが連絡手段の人達は番号もメールアドレスも知らない」(30〜50代女性)
「今でも電話番号は知らない」(30代、50代男性)
やはりLINEで事足りているようで、「電話番号を知らない」という方々も多いです。

「もし電話番号を聞くとしたら、荷物を送るときとか」(30代男性)
ふとしたきっかけで…
直接交換の機会がやってくるわけではなく、間接的に知る場合もあるようです。

「相手がFacebookのプロフィールで、番号を友達のみに公開していることがあり、それで知ることがある」(30代男性)

「教えてと言ったわけではないけれど、年賀状に印刷されていて登録した」(60代女性)
「備え」として
一方で、直接電話番号を交換しているという意見も。

「LINE交換した後に、LINE電話では電波状況が不安なので、携帯番号を聞くことがある」(30代男性)

「何かあったときのために電話番号も交換しよう」
筆者はLINE交換をした人からこのように言われ、電話番号を交換したことがあります。
メールも電話もほとんどLINE、携帯電話内の機能で一番起動させているのはLINEという筆者ですが、それでもあくまでLINEは、極端に言えば「いつでも消せるアプリ」という印象。その人もそう思っていたのではないでしょうか。
「LINEのみでつながっている人は、特別電話番号を知りたいと思わないので、聞いたこともない」(60代女性)
余談ですが、電話番号を交換しないという方も、その考えは違えど、「LINEはあくまでアプリ」という共通の考えを持っているようにも思えます。LINEで連絡を済ませられる今、プライベートの交流では互いの電話番号を知っている方が関係が深い…と言えそうです。
LINE使えず思うこと

偶然にも、この記事執筆中にLINEが使えなくなってしまった筆者。
「電話はしないのでLINE交換後に番号を聞くことはない」(30代男性)
今回こういった意見もあるように、LINEが使えず不便と感じるのは、電話ができないことよりもメッセージの送受信ができないこと。LINEがなくても、電話番号を使う機会は稀であると再確認。
一方で、先日恋人がトラブルに巻き込まれ、一時的に連絡がつかなくなったときに、LINEの電話にかけてもつながらないので、携帯電話の番号を使ったことも。結局どちらも出なかったので気休め程度かもしれませんが、身近な人の電話番号は知っておきたいところかと。
(武井怜)