高校生に聞いた!写真を撮るとき変顔する子、しない子の違い
変顔はする派ですか? しない派ですか?(画像はイメージ)

別れと出会いの季節。みんなで写真を撮る機会も多いだろう。


ところで、中高年には、「写真を撮るときに“変顔”をする」という人が、まずほとんどいない。
自分自身、10代の頃にはどういうわけかすべての写真で『おそ松くん』のイヤミの「シェー!」を、そのときどきのテンションで大・中・小に変化をつけてやっていた時期もあったし、やたらと「ムンクの叫び」をやっていた時期もあった。
とはいえ、今では恥ずかしくて何もしないし、今の若い子たちがやる「変顔」を見ると、そのレベルの違いに驚かされる。
かといって、「若い子=誰でも変顔をする」わけではないのも、ちょっと気になるところ。

「変顔をする子・しない子」の違いは何なのか。それぞれにどんな思いでやっているのか。

高校生たちに聞いてみた。

変顔をする派


●「変顔」は慣れであり、スキル!
「変顔は、スキルですよ。だから、いかにすごい顔ができるか、いかにバリエーションを増やせるか、スキルを日々磨き続けています」
「変顔をするかどうかは、写真を撮り慣れているかどうか。だから、写真を撮る機会の多い女子のほうが、変顔をする子が圧倒的に多いと思う」
「普段自分からはあまりやらないけど、周りの子たちがみんなやるときは、ノリでやるようにしている」

●体育会的ノリのほうが「変顔」をする
「クラスの中だったら、陰キャラより断然、ワイワイ集っているタイプの陽キャラ。文科系よりも、体育会的な子、ノリの良い子のほうが変顔をよくする」
「運動部の子などがみんなでよく変顔をしている」
「パリピっぽいというか、ウェイ系のほうが変顔をするかも」


変顔をしない派


●あえてブスにうつりたくない
「写真を撮るときは、いつでも『少しでも可愛くうつりたい』『自分にとってベストの顔をしたい』と思うから、変顔は絶対にしない!」
「変顔をしたことは自分的には全くない。なのに、目をつぶっていたり半目になっていたり、微妙に口があいていたり、ナチュラルな変顔になってしまっていることが多数。周りにも『変顔うまい』と思われているが、わざとやってるわけじゃない」

●恥ずかしいから「変顔」はしないが……
「変顔は、テンションが高い人じゃないと、あまりできないと思う。
みんなでノリで変顔しようといわれたとき、恥ずかしいからあまり振り切ることができないけど、その代わりに自分は『真顔』ギャグをやってる」

●実は「自分好き」説も!?
「変顔をよくする子って、実は自分の顔にけっこう自信があるタイプのほうが多いと思う。可愛いからこそ、わざと変顔をしてみせる」
「自撮りに慣れていて、研究しているタイプのほうが、変顔をよくする」
「『変顔』が、ただあざといだけで、全然変な顔になっていない子が多い。やるなら、もっとガチで変な顔をしなきゃダメだと思う」
「自分を可愛いと思っている子のほうが、変顔をする印象がある。よくあるのが『盛れてる写真』と『変顔』をTwitterなどに並べるパターン。自分が可愛いと思うからこそ、落差とか、ギャップを強調してみせる気がする」

変顔をする派・しない派ともに、様々な思惑がありそうだが、こうした話を聞いて思ったこと。
自分も含め、いつも微妙なピース+半目になりがちな人は、とりあえずすぐ取り入れられそうな「真顔」がいちばん省エネで、かつウケもとれて良いかも?

でも、「動」よりも「静」の表現ほうが、実はかえって高度だったりするか……?
(田幸和歌子)