いとうせいこうさんのツイートからスタートした『フリースタイルダンジョン』5th season Rec1。
新しい進行役、初代モンスターのサイプレス上野(→twitter)さんが登場。
「帰ってきたぜ」
ちょっと緊張気味か。
即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』(→公式、→テレビ朝日、→Abema)で毎週火曜日深夜放送。
チャレンジャーが5人のモンスターを倒せば賞金100万円獲得の即興のラップバトル。
即興で、韻を踏みながら、言葉とリズムを相手にぶつける8小節2ターンの勝負だ。
3本勝負、2本先取で勝利。
ただし、判定が全員一致するとクリティカルとなり即勝利確定である。
最初のバトル、チャレンジャーはT-TANGG(→twitter)。
3rd Season Rec3にチーム神奈川U-20として登場するが、初戦敗退。
その後、SCHOOL OF RAP SEASON 2017 VOL.2でグランドチャンピオンになる。
モンスターは、崇勲(→twitter)。
ツイッターのディスにもめげず、「ナメられてるとき謎の力を発揮する」と語る。
T-TANGG、
「モンスター級なのは顔面だけ
スキルは残念だね 残念なハゲ」
とディスる。
これを崇勲が見事に返す。
「ハゲの定義が分かってない髪の毛短いだけ」
ハゲじゃない、髪の毛が短いだけだ、と。
さらに
「これが坊主 俺は通す
15年もこの頭ファイティングポーズ」
と、
文脈的に自然なフレーズでありつつ、
「坊主」「通す」「ポーズ」と脚韻を踏む。
拳を前にだしてのファイティングポーズがかわいい。
4対1でモンスターの崇勲勝利。

第2ROUND。
T-TANGG、
「今のスキルじゃ無理だわカルマ
だけどモンスター次から勝つわ
強すぎる事の罪から罰か」
「無理だわカルマ」「次から勝つわ」「罪から罰か」と堅い韻を連発して、
「弁慶ぶった切る牛若丸じゃ」
と強烈なフレーズをかまし、開場が沸く。
崇勲、ディス全然効かないと言い、
「俺の事 こんなヤツでも愛してくれる女1人いるぜ」
と返して、
「お前なんかディスらんでも勝つ」
と自分のバトルスタイルを宣言する。
3対2でモンスターの崇勲勝利。
次のチャレンジャーは、HIBIKI(→twitter)。
対するモンスターは裂固(→twitter)。
裂固、「先攻を取って」「正当防衛」「結構滑稽」「伝統工芸」と堅い韻の連発。
それを受けてのHIBIKI。
「功績を調整し俺は今も挑戦し」
とこちらも韻踏みまくりで返す。
早口で言葉を詰め込み、
「Beatにハマってないかもしれないけど無理矢理ハメる俺のスタイル」
と宣言する。
クリティカルでHIBIKIの勝利。
次回、呂布カルマ登場だ。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ)