映画『渇き。』でデビュー、『溺れるナイフ』で初主演、ハリウッドにも進出
モデルを中心に活躍していた小松菜奈だが、映画『渇き。』でのデビューが転機となって女優としても注目されるようになった。ほかにも、話題作で主演を飾ったり、ハリウッド映画にも進出したりするなど、今や引っ張りだこ。そんな小松菜奈のこれまでの足跡をたどってみたいと思う。
『ニコ☆プチ』でデビュー、モデルとして雑誌で活躍
小松菜奈は、以前出演したテレビ番組で、芸能界入りのきっかけを原宿でのスカウトだと明かしている。所属事務所情報によると2018年22歳時点での身長は168cm、デビューした12歳当時からもそのスタイルのよさは光っており、『ニコ☆プチ』モデルとして雑誌デビューした。
デビューから、さまざまな雑誌にモデルとして掲載されてきた小松は、現在も雑誌モデルに起用され、2018年時点ではminaやCan Cam、FRaUなどファッション雑誌で活躍している。2016年3月1日には、自身の1stアルバムである「Trabzon」も出した。
中島哲也監督の映画『渇き。』で女優デビュー
モデルとして活躍していた小松菜奈だが、転機となったのは中島哲也監督の映画『渇き。』への出演だった。
「愛する娘は、バケモノでした。」という衝撃的なキャッチコピーで放映された同作。深町秋生の「果てしなき渇き」が原作になっているミステリー作品だが、バイオレンスで過激な描写が多いことから、当初映画化は難しいのではないのかとささやかれていた。
内容は、刑事をしているロクデナシの父親(役所広司)の娘、加奈子(小松菜奈)が突然失踪したことからはじまる。優等生で誰からも愛されている娘だと思っていたが、娘の足跡をたどっていくうちにとんでもない事実が次々と発覚…。というストーリーだ。
当時の小松自身も、加奈子の父親がイメージしていたような加奈子のように、おとなしく優等生的な雰囲気をまとっていたが、作中で繰り返される笑うシーンを見ていると、どうも狂気を感じさせる。まさに適役といえる配置だった。小松の持つ美しさ、ミステリアスさがあったからこそ、『渇き。』という作品がより魅力的なものへと仕上がったのだろう。
映画『告白』を務めた中島哲也監督の作品という面もあったが、映画『渇き。』で女優デビューを果たした小松菜奈の反響は大きかった。この作品をきっかけに、小松は女優としての新境地を開いたといえる。
映画『溺れるナイフ』で初主演
小松菜奈は、映画『渇き。』の後、映画『溺れるナイフ』で初主演を飾った。『溺れるナイフ』は、別冊フレンドに連載されていたマンガが原作の作品。
「一生ぶん、恋をした。」というキャッチコピーから展開される10代のナイフのような、刺々しい青春を描いたストーリーだ。映画『渇き。』とは違った純粋だが激しい心を持った10代の少女を演じた。『渇き。』とはまた違った、小松菜奈の魅力を感じた人も多いのではないだろうか。
スコセッシ監督の映画『沈黙 -サイレンス-』にも出演
日本映画で女優デビューし、着々と実績を重ねる若き才能の小松菜奈は、実はハリウッド映画にもデビューしている。マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙 -サイレンス-』だ。
キリスト教信者が弾圧され、隠れキリシタンがあぶり出されていくという、日本の江戸初期の長崎を描いた作品である。史実に基づいて創作された遠藤周作の小説『沈黙』が原作で、映画ではキリスト教の宣教師の苦悩とキリスト教を隠れて信仰する日本人の命がけの様子が描かれた。
小松菜奈は、日本人キャストの1人として出演。隠れキリシタンの村人たちの1人、モニカを演じた。これまで、女子高生役などが多かった小松の印象がまったく変わった作品でもある。
『恋は雨上がりのように』『坂道のアポロン』などに続々出演
ほかにも、2016年公開映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』で主演、2017年公開の映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』にも出演した。
2018年公開の映画では、青春時代からの友情と恋を描いた映画『坂道のアポロン』、17歳女子高生がアルバイト先の45歳の店長に恋をする純粋で繊細な心情を描いた映画『恋は雨上がりのように』に主演として出演している。さらに2019年公開の映画でもキャストとして選ばれ公開を控えているという状況だ。
映画『渇き。』が放映されて以降、小松菜奈はどこかつかみどころのない影のあるイメージが払しょくできないでいたが、さまざまな役柄をこなす中でそのイメージは変わってきた。個性的な魅力が先だっていたが、役を演じる中でどんどん演技力もついて、演じる幅も広がってきた印象だ。
ティーンを中心とした話題作には欠かせない、魅力を持った女優としていまや欠かせない。同年代の女優の中でも、今もっとも輝いている女優といっても過言ではないだろう。
2018年現在、小松菜奈は22歳。これまでは高校生役などを中心に演じてきたが、今後どのように女優として成長していくか注目される。
インスタがかわいいと話題に、ハーフ説も
さまざまな話題の映画に出演するなど、女優として、モデルとして活躍している小松菜奈だが、実は映画だけでなくインスタも話題だ。さらに、澄んだ瞳や引き込まれるような魅力的な目元、整った彫りの深い顔立ちからハーフなのではないかといううわさもあるという。話題の小松菜奈のインスタ、ハーフ説についてみていこう。
小松菜奈のインスタがかわいいと話題に
2018年7月時点での小松菜奈のインスタのフォロワー数は約140万人。konichan7という名前で、日常の風景や小松菜奈自身などさまざまな画像を投稿している。
ファッションのみ、風景のみという統一性はないが、投稿されているどの画像にも共通しているのが、おしゃれでかわいいことだ。小松菜奈本人のファッション画像の投稿はもちろんのこと、花や空など日常の風景1枚でとっても、どれも洗練されていて美しい。ずっと見ていたくなるような魅力がある。
小松菜奈自身にそうした引き込まれる魅力があるからかもしれないが、きっとそれだけではない。芸術性を感じる写真ばかりで、小松菜奈の豊かな感性に才能を感じずにはいられない。
ハーフ説もあるが、過去のブログで両親は佐賀県と沖縄県の出身である旨を書いていた
端正で少し日本人ぽくないルックスもあって、小松菜奈にはたびたびハーフ説が流れることがある。168cmの高身長、きれいなぱっちり二重、引き込まれるような大きな目、色素の薄い瞳、彫りの深い顔立ちとまできたら、ハーフではないかという説が流れてもおかしくないだろう。
この、小松菜奈のハーフ説についてだが、当人はブログでハーフではなく純日本人だと否定している。どうやら両親は佐賀県出身の方と沖縄県出身の方のようだ。
具体的な統計までは出ていないが、日本は北に行けば行くほど、あるいは南に行けば行くほど、縄文系にルーツを持つ人が多くなり、濃い顔立ちの人が多いといわれている。両親はどちらも九州、あるいは沖縄出身だ。小松菜奈がハーフぽい顔立ちなのも納得できるだろう。
恋人、彼氏の噂は?交際歴
まだまだ若く売り出し中の小松菜奈だが、これまで熱愛が報道されたことはあったのだろうか。恋人や彼氏の噂についてふれていきたい。
BIGBANGのG-DRAGONことジヨンと噂に
明確な証拠が出てきたわけではないが、小松菜奈はこれまで、韓流アイドルグループBIGBANGのG-DRAGONことジヨンと噂になったことがあった。
ことの発端は、ジヨンのSNS裏アカウントとみられるものが流出したことによる。顔自体ははっきり映っていないが、小松菜奈ではないかとみられる女性が、ジヨンとみられる男性の膝の上にのっている写真などが流出したのだ。
実際に交際があったかどうかはわかっていないが、SNSのアカウント名や雰囲気などでファンがジヨンと一緒にいるのは小松菜奈ではないかとヒートアップし、炎上する事態に。ジヨンファンからは、小松を攻撃するような投稿が相次いだ。
モニタリングのドッキリ企画でのイチャイチャぶりもニュースに
また、交際歴ではないが、小松菜奈がテレビ番組「モニタリング」に仕掛け人として出演したことが話題になったこともあった。
人気お笑いコンビの銀シャリ・橋本が、ドッキリで相方の鰻に小松菜奈と付き合っていることを打ち明け、さらに解散したいと告白する解散ドッキリでのことだ。ドッキリで、小松は自然に橋本の彼女のような演技をし、さらに橋本の無茶ぶりにも嫌な顔をせず対応。
さらには、橋本の膝の上にのるなど積極的に彼女役としてイチャイチャぶりを披露した。彼女のサービス精神の高さには脱帽だが、やりすぎなのではないかという声もあったようだ。
モデルからはじまり、映画やバラエティ、インスタまで話題につきない小松菜奈。これからは、女優としての色がついてくる時期である。今後のさらなる彼女の活躍に注目したい。