本当なら喧嘩するはずのリズムが同居する「ア・プリオリ」もミセスの核のひとつ/インタビュー後編

 
本当なら喧嘩するはずのリズムが同居する「ア・プリオリ」もミセスの核のひとつ/インタビュー後編

――【Mrs. GREEN APPLE】インタビュー前編より

すごく開けたタイアップのある曲のなかで、こういう部分を出していくのもいいかなって

──そして映画の挿入歌でもある『点描の唄』は、井上苑子さんとのデュエット曲ですね。

大森:台本のこの部分で流れるんだけど、曲で主人公の想いが伝わっていたらセリフはなくしてもいいっていうような、すごいことを言われまして。でも主人公2人の気持ちが絡み合っていく、すごく大事なシーンで流れる曲なので、そんなことある?って思ったんですけど(笑)。それを意識して男の子と女の子の2人の気持ちを表現する曲にして、ここにセリフが入ったらいいなあっていうところに間奏を入れておいたんですね。そしたら本当にその通りになっていて、嬉しかったですねえ。でも僕、デュエットは「Log」という曲でもやってるんですけど、恋の歌をデュエットするのは初めてで。

──キーの低い井上さんのボーカルが、すごくいいですね。

大森:元気な女の子っていうパブリックイメージがある苑子ちゃんが、憂いをまとった楽曲を歌ったら、どういう顔を見せるんだろうなあと思ったんです。だから低めの声で囁くように歌ってもらって。そしたらすごく素敵に歌ってくれて。

──そういう意外さもありつつ、人って心の底にある大事なことを伝えようとするとき、自然と声が低くなると思うので。キーひとつで、そういうリアリティも表現しているところがすごいなあと。

若井:ホントにそうですね。声は低くなりますよね。

大森:たしかにそうですね、今気がつきました(笑)。

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