毎年、9月6日の“松崎しげるの日”に行われる松崎しげる主催の音楽フェス『黒フェス2018 ~白黒歌合戦~』が、東京・豊洲PITで開催された。
同イベントは、松崎と親交の深いアーティストが一堂に会し、夏の終わりに大騒ぎする音楽フェス。
イベントでは、司会進行を務めるやまだひさしと守永真彩から「キング・オブ・ブラック」と紹介された松崎が登場すると、会場のボルテージは急上昇。松崎は「スタンディングの皆さんも、座っているシルバーシートの皆さんも(笑)、『黒フェス しげる祭』始まります!」と茶目っ気いっぱいに開会宣言を行った。
トップバッターの打首獄門同好会は「日本のお米は世界一」など全4曲を披露。力強いメロディーと個性的な歌詞で、来場者のテンションをアゲアゲに。そんな中、「『黒フェス ~白黒歌合戦~』へようこそ! 我々、ステージに立った今でも白組なのか黒組なのかは分かっていない。(松崎)しげるさん以外みんな白組なんじゃないかという……」とあいさつし笑いを誘った。
パフォーマンス後、ボーカルの大澤敦史は「10年以上前、結成1年目の時にテレビ番組に出た時に、松崎さんが審査員として出演されていて、その時に合格点をいただきました」と松崎との縁を明かし、「10年を経て松崎さん主催のフェスに出られるなんて……。(音楽活動を)続けてみるものですね」と感慨深げに語った。
続いてBiSHが登場。全員黒い衣装で登場したBiSHは「PAiNT iT BLACK」のほか3曲をパフォーマンス。
3番手はFischer's。「未完成人」など2曲を熱唱。メンバーは会場の熱気に「めっちゃ、あたたけぇ~」と感激しながらも、「圧、すげぇ! 2歩くらい下がっちゃった(笑)」と苦笑。さらに、「呼んでくださった松崎さんに」と楽屋に向かって一礼する一幕も。
ライブ後、メンバーは松崎とのエピソードについて「楽屋に来ていただいて『今日は楽しもう!』って言ってくださった時に、(興奮してしまって)『うおぉ!』ってなりました(笑)」と興奮冷めやらぬ様子で明かした。
天童よしみは、「やっと大好きな松崎さんの『黒フェス』に出させていただくことができました」とにっこり。また、「今日、北海道では大変なことが起こりましたが、『頑張れ、北海道!』という気持ちで歌わせていただきます」とコメントし、「やっぱ好きやねん」のほか2曲を熱唱した。
杏里は誰もが知る人気曲「CAT'S EYE」を披露した後、「40年前に松崎さんと同じプロダクションに所属しておりまして、この『黒フェス』には年4前からお誘いいただいていたのですが、今日やっと来ることができました」と裏話を明かした。
色とりどりのサイリウムが光る中、登場したのは第1回から連続出演のももいろクローバーZ。メンバーは「私たちは、なんと4年連続でこの『黒フェス』に出演させていただいていて……しげる、ありがとー!!」とコメントして会場を沸かせた。
さらに、「松崎さんにはいつもお世話になっていて、松崎さんがいなかったら今の私たちはないっていうくらい。
パフォーマンス後、メンバーは「楽しかった~! まだ呼ばれてないですけど、来年も来る気満々です」と感想を。また、松崎について「いつも優しくてパワフル。もう身内みたいな感じで、今年の私たちのカウントダウンライブに来てくれることが決まっているんです!」と笑顔で語った。
Chageは“Chage&Matsu”として松崎と共に「YAH YAH YAH」を熱唱。二人の歌声に合わせ、会場の全員が拳を突き上げて大合唱していた。その後、Chageは「松崎先輩がこの曲をカバーしてくださいまして、いつかご一緒したいと思っていて、やっと叶いました」とコメント。さらに、「実は、松崎先輩がカバーしているのは原曲から一音高いんですよ。この曲の音を下げるのは聞いたことありますけど、上げるっていうのは……すごいです」と松崎の歌唱力の高さに舌を巻いていた。
トリを務める松崎は、代名詞の「愛のメモリー」を持ち前のパワフルな歌声で熱唱。そして、「関西の方も北海道も大変。“ここから元気を届けたい”という気持ちがあります。
≪ライブ情報≫
【松崎しげる Christmas Dinner Show 2018】
2018年12月10日(火)ホテル椿山荘 東京 ホテル棟1階「ボールルーム」