
財布のレシートを整理しようとふと見ると、お金がないのに財布がパンパンでした。
改めて財布の中身を出してみると、小銭やカード・レシートが思いの外たくさん入っていました。
「よく考えたら外に持ち出して使うカードは限られているはずなのに、こんなに財布に入れている必要はあるのか?」と疑問に思ったので、今回は財布を徹底的に軽くするための3つの方法について考えていこきます。
今の財布の中身の現状
リアルな財布の中身はこんな感じでした。
・現金
・カード19枚
・レシート数枚
・名刺1枚(急ぎで名刺交換したときに財布にしまっていた)
カード19枚は免許証やクレジットカードといった大事なものから、ドトールでもらった「5枚集めたらコーヒーをサイズアップできるカード」まで含まれています。

財布内に発生していた問題
1. 同じ用途のカードが複数枚入っている
2. まったく同じカードが2枚入っている
3. そもそも使っていないカードが入ってる
4. 集める気がないのになんとなくもらったままのポイントカード
クレジットカードが2枚入っているのに加えて、LINE Payカードもプリペイドではありますがクレジットカードのように使えるので実質3枚も持ち歩いていたことになります。
キャッシュカードも2枚ありましたが、片方は引き出すこともあまりない口座のものなので必要ありませんでした。
他にも家電量販店のコジマのポイントカードが2枚に大学時代に使っていた定期まで入っており、そもそも必要ないのに当たり前のように財布に入れていたものがいかに多いか実感しました。
あふれるカードの対処法

当たり前ですが、まずは明らかに使っていないものを省きます。
そしてかさばってしまうポイントカード類は、アプリにまとめましょう。
TポイントやRポイント・各種コンビニエンスストアのポイントカードはほとんどがアプリに置き換えることができます。
さらに「Stocard」や「スマホサイフ」といったアプリを使えば様々な店舗のポイントカードをひとまとめにして管理することができます。
Stocardは一番人気のカードおまとめアプリですが、あくまでも「読み取ったバーコードをスマホに表示する」という非公式の機能なので、お店側が把握していない可能性もあります(実際に使ってみるとカードにカメラを向けていないのにバーコードが読み取られていたので正確性には疑問が残ります)
ポイントカードをアプリにすれば(充電が切れない限り)ポイントカード忘れや財布の中から探す手間も省けますし、何よりポイントが可視化されるので有効活用にはもってこいです。(今回たまっているポイントを可視化するとすべて合わせて8000ポイント以上も使わずに貯めっぱなしでした。)

Quoカードや図書カードを持っていれば、優先的に使い切るか換金してしまいましょう。
劣化して読み取り不良が起これば交換手続きをしなくてはなりませんし、2005年以前の高額Quoカードの利用が停止されるなど今後持ち続けてもずっと使えるとは限りません。
減らしたカードをまた増やさないためにルールを決める!
ポイント系カードは買い物をしていると続々と財布に溜まっていきます。自己流で結構なので、「持つポイントカードと持たないポイントカードの基準」を決めておきましょう!
持たないと決めたポイントカードの一例
・ハンコを押すタイプのポイントカード
・複数枚集めて商品と交換する収集タイプのカード
・頻繁に来ないのにその場が少しお得になるという理由で薦められたお店独自のポイントカード
・アプリで代替できるカード
せっかくもらえるポイントが無駄になってしまうのでは?と思う場合もあるかもしれませんが、得するまでポイントを貯めきったことがなかったり、気づいたら有効期限を迎えているカードばかりではありませんか?
「カードを大量に管理する手間」がポイントのお得分と引き換えになるかを考えるべきです。ポイントを逃さず貯めたい方でも、TポイントとRポイントに絞ってお店を選ぶなどの工夫をして、ポイント管理の手間を少しでも少なくしましょう。
財布から現金を減らすには電子マネー
現金で財布がかさばるのはうらやましいですが、財布を軽くするためには電子マネーを積極的に活用しましょう!
電子マネーを活用すれば
・小銭や紙幣が減り、かさばらなくなる
・お会計がスムーズに終わる
・使った金額が可視化できる
といったメリットばかりです。
もっともお手軽なのは交通系ICカード
PASMO・Suica・ICOCAなど交通系ICカードも立派な電子マネーです。
交通機関の利用では電子マネーが普及しているのに、コンビニなどの少額決済になると現金を使う方が増えると思いませんか?
普段使っているICカードに多めにチャージしておくだけでコンビニやスーパーのお会計がスムーズに終わるので時間短縮にもつながります。
スマートフォンで支払う
Apple Payや楽天ペイなど、スマートフォンによる支払いも普及し始めています。
Apple Payの機能自体はほとんどのiPhoneで利用できますが、電子マネーと連携してタッチして支払うことができるのはiPhone7/7Plus/Xに限られます。
(これはSuicaや楽天Edyなどにも使われている「FeliCa」というICカードのシステムが搭載されたのがiPhone7以降という理由によるものです)
楽天ペイはApple Payとは違い、スマホにバーコードを表示してレジで読み取ってもらうという方法です。Apple Payに比べて利用できる店舗が少ないのが課題です。
スマホで支払う場合はお買い物をする店舗・利用している端末やクレジットカードなどすべての条件が合致している必要があるので、どなたでもすぐに導入するというのは難しいです。
ただし支払い機能を財布の外に出すことができれば、そもそも財布自体が必要なくなるかもしれません。
現金を持っていることも大事
ここまで電子マネーについてお話ししてきましたが、当然支払い機能を電子マネーだけに偏らせることにはリスクもあります。大規模な停電が起きた際は何も買えなくなってしまうので、リスク分散の意味でも少しは現金を持っておくことをお薦めします。
特に日本は台風や地震などの災害が多く、いつ電子マネーが使えなくなるとも限りません。
【最終手段】そもそも量が入らない財布にする
財布を軽くする一番手っ取り早い方法は、たくさん入らない財布やマネークリップに替えることです。
カードが数枚入り、お札も入る革製のマネークリップや、スマホに貼るタイプの財布など様々な製品が販売されているので財布の変更も検討してみてはいかがでしょうか。
ミニマリスト監修の手ぶら財布
https://cores-ec.site/minimals/products/detail/14
財布を軽くする方法のまとめ
1.【大原則】不要なものは入れない
2.財布に入れるカードの基準を決める
3.ICカードやスマートフォンでの支払いに替え、現金を減らす
4.モノがたくさん入らない財布に替える
(橋本ナオキ)