



「家事」と言うと、掃除、洗濯、料理などの作業を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は意外と多いのがペーパーワーク、書類の管理です。
家電の説明書、銀行やクレジットカードの書類、携帯電話やインターネット回線関係の書類、税金や保険の書類……どこの家庭でもこういった書類の管理はやっていますよね。
紙で保存すること自体が必要な不動産関係の書類などはまだしも、子供の学校関連のもの、地域の回覧など短期間しか保存する必要がない情報というのもたくさんあります。こういったものを全て取っておくと、膨大な量になってしまいます。
フォルダでの整理は面倒
フォルダに名前を付けて本棚に入れておくというやり方は一般的ではありますが、これは時間が経てば経つほどかさばっていきます。いざ整理しようと思っても、情報が多すぎて面倒になりつい後回しになってしまったり……
そこで、「資料はスマホで撮影、紙は捨てる!」という情報管理方法をご提案します。今回オススメするのは数多くのスキャナアプリから厳選した、僕がいつも使っている定番アプリ「Camscanner」です。
スマホのカメラで資料をスキャン
・アプリで機能は十分
一昔前は、スキャナと言えばプリンタ同様、大きな機械が一般的で、それをパソコンにつないで一枚一枚データを読み込む、というものでした。しかし今はスマホのカメラの性能がアップし、アプリも洗練されているので、簡単な資料ならスマホで撮影する方が圧倒的に速いです。
・オススメはCamscanner
スマホのスキャナアプリ、僕がオススメするのは「Camscanner」です。ほかにも「Office Lenz」「iScanner」など有名なものもありますが、ここでは書類保存の手軽さ、アプリの使いやすさ、各種クラウド保存サービスとの連携のしやすさを総合的に判断しました。・CamScannerは手軽にサクサク連続撮影!
スマホのスキャナアプリのデメリットとして、複数枚の資料をスキャンする際、いちいち一枚ずつ撮影しなければいけない、ということがあるのですが、このアプリは連続撮影モードがあるので、複数の書類をどんどん撮影できます。また書類の四隅を認識する精度もなかなか高いのであまり手間がかからずにどんどん読み込めるのも魅力です。
・複数のクラウドストレージサービスに対応!
CamscannerならスキャンしたデータをすぐにDropboxやOneドライブ、Googleドライブなどのクラウドストレージにフォルダを指定してアップロードすることができます。ここに全ての書類をまとめておけば、出先でもすぐに書類を確認することができます。
クラウド保存されている、ということは家族との共有もお手軽にできる、ということですね。たとえば子供の学校の運動会の案内をパートナーに共有したい時は、
・アプリで撮影
・クラウドストレージにアップロード
・そのリンクをLINEなどで相手に送る
これだけで完了です。

机の上にスキャンしたい資料を置いて、撮影。

撮影すると、こんな風に資料の四隅を自動検出してくれます。ちょっと斜めになっていても大丈夫です。

斜めに撮影した写真も、自動で整えてくれます。また文字情報が多い資料の場合は白黒を強調し、読みやすくしてくれます。
Camscannerはまず無料版でお試し
Camscannerには無料版と、有料版の「Camscanner+」があります。無料版でも普通に使う分にはほとんど問題ないでしょう。ただこちらは「Scanned by CamScanner」の透かしが入ったり、アプリ内に広告が表示されたりします。
有料版も120円(iOS、2018年9月現在)と安価なので、買っても損はないと思います。
ペーパーレス化をすると、はじめはデータで管理するのに慣れるまでフォルダ管理などで自分にあった使い方を見つけるまでに試行錯誤があるかもしれません。ただ一度慣れてしまえば紙には戻れなくなりますよ!
とりあえず短期的にしか要らない情報はどんどんスキャンして、紙は捨ててしまいましょう!
(ムーチョ)