90s

「ファイナルファンタジー」で始まり「ファイナルファンタジー」で終わったデジキューブの歴史

「プレイステーション クラシック」発売を受け、にわかに盛り上がる初代プレイステーション(プレステ)界隈。
収録タイトルにはメガヒット作の『ファイナルファンタジーVII(以下、FF7)』もあり、思い出話に花が咲いた方も多いと思う。

「コンビニで買ったなぁ」
そんな方も多かったはず。
コンビニでゲームソフトが購入できたあのころ。あなたは覚えているだろうか。


コンビニで最新ゲームが購入できる画期的な試み


96年2月、スクウェア(現スクウェア・エニックス)は子会社のデジキューブ設立を発表した。簡単に言えば、提携コンビニエンスストアでのゲームソフトの販売を主とした流通会社だ。
コンビニ店頭にはモニターが付いた什器が置かれ、プレステ用ソフトを中心に常時約50タイトルの購入が可能となった。
当初のラインアップは、後に映画にもなったカプコンの『バイオハザード』、ナムコの過去の名作をセレクションした『ナムコミュージアム』など人気作がズラリ。
モニターでは、パーフェクTV!(現スカパー!)を利用した専用の「DigCubeチャンネル」を常時放送。販売しているゲームのプロモーション番組が中心だったと記憶している。
安室奈美恵をフィーチャーしたゲームなど、コンビニ専用ソフトも徐々に登場するが、この時点では静観している方が多かったように思う。


「FF7」で勢いづいたデジキューブ


風向きが一変したのは、超人気ゲームの最新作の登場から。
翌97年1月に発売された、スクウェアの「FF7」である。
デジキューブはスクウェア100%出資の子会社とあって、プロモーションも気合が入っていた。
前述の店頭モニターでは、「FF7」をコンビニで買うメリットを煽りまくった。
コンビニの流通網を使うことで、全国どこに住んでいても発売当日にほぼ確実に手に入る。しかも、朝7時から購入可能。
おまけに、予約購入特典には設定資料などが収められた小冊子が付く。
予約が殺到したのは当然である。
「FF7」は発売週だけで200万本以上を売り上げたわけだが、その初回出荷分の8割がデジキューブを通したコンビニ流通だったと言われている。ゲームがコンビニで買えるようなったことを世間にアピールするには十分すぎる数字だ。
このタイミングで、独自のゲーム攻略本やサントラCDなどの販売もスタート。「ゲームはコンビニで」が当たり前の風景となっていく。
次作「FF8」が予約だけで200万本を突破したのだから、その勢いは本物だったといえよう。
「ファイナルファンタジー」で始まり「ファイナルファンタジー」で終わったデジキューブの歴史
画像出典:Amazon.co.jp「ファイナルファンタジーVIII

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