BATTLE Of ROAD to Dungeonシリーズになって、審査員毎回「ラップは上手いけど……」って言ってない?
チャレンジャーは、bunTes、NOuTY、野武士。

即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』(→公式、→テレビ朝日、→Abema)。


チャレンジャーが5人のモンスターを倒せば賞金100万円獲得の即興のラップバトル。
即興で、韻を踏みながら、言葉とリズムを相手にぶつける8小節2ターンの勝負だ。
3本勝負、2本先取で勝利。
ただし、判定が全員一致するとクリティカルとなり即勝利確定である。
「フリースタイルダンジョン」審査員「ラップは上手いけど…」チャレンジャーの連続、言うことはないバーカ
フリースタイルイラスト/まつもとりえこ

bunTes(@buntes94bbs)対崇勲((→@sukun4951now))。
崇勲「貧乏なB-BOY さぁ胸を張れ 誇り高くその腕伸ばせ」
と、bunTesを応援するバースを展開し、最後に「だけどここでは負ける」と〆る。
bunTes「マイナスからプラスに上がるために うだつ上がらないフラストレーションを」
ウイスパーボイスからはじめ、雰囲気をもったラップをする。
ていねいに何を言っているかわかるようにはっきりと発声する崇勲と、フロウと雰囲気を大事にするラップの上手いbunTesの対決となった。
「何もできねぇから言うのはバーカ!」「解読不能」×「勝つぞウォー!」「第一関門だカモン」と大胆な韻とパンチラインを繰り出した崇勲の勝利。

NOuTY(@Gokulow3)対呂布カルマ(→@Yakamashiwa)。
呂布カルマ「俺はオメェに言いたい事なんかなんもねぇよ
オメェは言いたいことあるんだったら
先攻選ばんかいこのボケェ」

ストレートなディスでぶっかます。
「準優勝で女々しく上がってきてんだろ」
NOuTYも真っ向から対峙して
「呼ばれて出て来ましてはいダメでした
だったら予選勝ち上がってひたすらにラップするわ」

と熱く吐き出す。

ディスに反応せず微動だにしない呂布カルマ、勝利。
Zeebraも思わず「強!」。

野武士(@nobuakaams)対ACE(→@ACE0317)。
野武士、シンガー・ソング・ライマーを自称する歌唱スタイルのラッパー。
紹介Vからめちゃくちゃいい声で、歌う歌う。
バトルでも、いい声、すごい歌唱力。
なのだが、「言っとくぜオメェみたいに芸能人から芸人まで【コンプラ】開きまくるスタイルのオメェとは違ぇ」
から、内容がすべてシモネタ、ウンコだらけ。
ワイプで、モンスターたちが爆笑、裂固さんは引き笑いだ。
きれいな声と歌唱力とウンコのギャップを狙ったのか。
だが、あまりにも下品で空回りになってしまった。
もったいない。
ACEの勝利。


BATTLE Of ROAD to Dungeonシリーズ次回は、いよいよ優勝したチャレンジャーの登場だろう。
期待!(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ
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