3月30日(土)の午後11時30分〜午前0時に、「バーチャルさんといっしょ。

エキレビ!は、某日、某所で行われた収録現場を取材し、ネタバレにならない範囲で見どころをレポート。さらに、記事の後半では、スタジオゲストおぎやはぎと、出演VTuber12組の中から記者の独断で選んだ注目VTuber3組のコメントを紹介する。
全12組のVTuberが自作映像を60秒完走できるか競うゴングショー
この「バーチャルさんといっしょ。」も「のど自慢」と同じくゴングショー形式だが、出し物が「歌」限定だった「のど自慢」と異なり、今回はなんでもあり。ジャンルを問わず、各VTuberが自分の得意とするパフォーマンスを収録した映像を制作し、スタジオで披露していく。
ところが、映像の画面は再生が始まると徐々に縮小。放っておくと10秒で完全に見えなくなる。
それを防げるのは、スタジオにいる4人のゲストだけ。手元の「いいね!」ボタンを押すことで画面は元のサイズに復活。つまり、ゲストに「もっと観たい!」と思わせることができないと、映像は途中で終了してしまうシステムだ。
たくさんの「いいね!」を集め、規定の60秒間、映像を再生し続けることができれば、ミッションクリアー。そして、60秒間を完走したVTuberの中から「MVP(モースト・バーチャル・プレイヤー)」が選ばれる!
また、この番組の大きな特徴は、『バーチャルのど自慢』放送時、ネット上で数多く見られた『自分は呼ばれなかった!』『私も出たかった!』というVTuberたちの声に応えて、ネット上で参加者を募集したこと。
ネット上にアップされた映像の中から選ばれたのは、有栖川ドット、茨ひより、宇津木沙和、馬越健太郎、西園寺マヨイ、さはな、鈴鳴すばる、創造戦士トチエイター、懲役太郎、MonsterZ MATE、ラムネプロジェクト、レオタードブタ、全12組のバラエティに富んだ作品だ(50音順)。

おぎやはぎら4人のスタジオゲストの感性がVTuberの映像完走を左右
VTuberの自慢の映像が60秒完走できるか左右するのは、おぎやはぎの小木博明と矢作兼、オタク文化への知識と愛の深さで知られるアナウンサーの松澤千晶、ボカロ曲やアニソンなど幅広く活躍する音楽プロデューサーkzの4人。
おぎやはぎのふたりはVTuberについての知識がほどんどなく、収録の序盤は司会の杉浦友紀アナウンサーの説明を聞いても、あまりピンと来ない様子。しかし、VTuber初心者ならではの疑問やツッコミは、自然とVTuberに詳しくない視聴者の思いを代弁する形にもなっていた。そして、さまざまな動画を観て、1分間を完走しスタジオに登場したVTuberとのトークも重ねていくうち、VTuberならではの魅力も少しずつ感じているようだった。
一方、人気VTuberミライアカリや電脳少女シロとの共演経験もある松澤と、元祖VTuberキズナアイの楽曲のプロデューサーも担当しているkzは、VTuberに対する造詣も深く、VTuberファンに近いスタンスで番組を楽しんでいた模様。おぎやはぎの疑問にも適確に答え、VTuber文化への理解をサポートしていた。

その他にも、歌手の小林幸子のバーチャル空間での姿であるバーチャルグランドマザー小林幸子や、バーチャルシンガーYuNiもゲストとして出演。男性VTuberとしてトップレベルの人気を誇る、ふくやマスターもナビゲーターとして番組を盛り上げる。
VTuber大好きライターを自認する筆者だが、実は出演者の約3分の1は、この日初めて動画を観たVTuber。しかし、その中には取材帰りの電車の中でTwitterアカウントのフォローやYouTubeチャンネルの登録をして、現在も配信などを追いかけるほど気になったVTuberもいた。おそらく多くのVTuberファンにとっても、この番組は新たな推し候補との出会いになるはずだ。
【ゲストおぎやはぎ/収録後インタビュー】
──VTuberとの初めての共演の感想は?
矢作 VTuberって、もっと喋るのが苦手で下を向いてモジモジしてるような感じかなと思っていたんです。
小木 (バーチャルと)実写の両方でやっているVTuberとかね。そんなことができるなんて全然知らなかったし、すごいなと思いました。
矢作 あとは、全体的に素人っぽいところがあるというか。タレントとかとは違って、良い意味でこなれてない感じもして。そこも新鮮でした。
──収録では最長でも1分ずつしか動画を観られなかったのですが、もっと動画を観てみたいと思ったVTuberはいましたか?
矢作 いましたよ。(資料を見ながら)有栖川ドットの動画は観ていて癒されましたね。疲れた時とかに、何も考えずボーッと観てられる気がします。
小木 あれ、いいよね。あとは、あの悪いやつ……あ、懲役太郎だ。
──番組を通して、VTuberの魅力を感じることはできたのですね。
矢作 そうですね。とはいっても、(VTuberとの)絡み方は、まだ全然分からないんですけど(笑)。
小木 そうそう。それぞれのキャラクター性があるからなあ。昔のゆうこりん(小倉優子)と話してた時みたいな感じにはなりますよね(笑)。
【エキレビ記者、注目のVTuber】
≪茨ひより≫
放送動画:「1分でわかる 茨ひより」
Twitter/
https://twitter.com/ibakira_Vtuber
YouTube/
https://www.youtube.com/channel/UCErkC29SJY8RGSpIJa9qJoA
──自己紹介をお願いします。
茨 茨城県のインターネット動画サイト「いばキラTV」のアナウンサー「茨 ひより」です! 県の職員で、茨城県庁のバーチャル広報課に所属しています。茨城県の魅力を国内外に発信するよう日々頑張っています。ちなみに、自治体公認バーチャルYouTuberとしては日本初なんですよ〜!
──番組に応募した動機と、動画の見どころなどを教えてください。
茨 活動を始めて約半年。
──この記事を読んでいるみなさんにメッセージを。
茨 私の目標はズバリ! 都道府県魅力度ランキング最下位(6年連続)を脱却することです! 海もあり、山もあり、食べ物も美味しい、茨城県は本当にいいところなんです! こういった魅力をゲームや体当たり企画など皆さんに楽しんでもらえる形で発信してまいりますので、応援宜しくお願いいたします。
≪馬越健太郎≫
放送動画:「馬馬馬越」
Twitter/
https://twitter.com/umakoshi_dream
YouTubeチャンネル/
https://www.youtube.com/channel/UC2jBqh7fCEPuTdpwKmxHvjA
──自己紹介をお願いします。
馬越 岩本町芸能社所属、俳優をしております馬越健太郎です。俳優をしております。私は俳優として成長するため、そして馬越の名前を知ってもらうためにYouTube に自作の動画をアップしています。歌やラジオが中心です。夢は世界で活躍する俳優になることです。
──番組に応募した動機と、動画の見どころなどを教えてください。
馬越 今回、番組に応募したのは朝ドラや大河を作るNHKさんの番組だったことが大きい理由です。馬越という俳優がいることを知ってもらいたかったからです。
──この記事を読んでいるみなさんにメッセージを。
馬越 是非番組を見てください。馬越健太郎という天才俳優から目を背けず、その存在から目を離さないでください。これは馬越健太郎という物語の序章に過ぎません。馬越と共に世界を目指しましょう。
≪鈴鳴すばる≫
放送動画:「一騎当千歌ってみた」
Twitter/
https://twitter.com/SuzunaSubaru
YouTube/
https://www.youtube.com/channel/UCDgH-CfHO85D0rxtXnXeN2w
──自己紹介をお願いします。
鈴鳴 宇宙一のシーソルトになりたい!鈴鳴すばるでーす☆ まりなす(仮)ってユニットで、まひろっち、りんりん、なーちゃんと一緒に活動してまーす! もうね、毎日踊ってる。すばるすごい踊ってる気がする。好きなものはタピオカとハッピーターン!あと星☆あとすばるの顔。
──番組に応募した動機と、動画の見どころなどを教えてください。
鈴鳴 Twitterで回ってきて、NHKさんのセンスを試してみた感じです。そしたら連絡きたので、びっくりしました。センスある。動画のこだわりは、すばるのセクシーさと、かっこよさと、かわいさをぜーんぶ入れた、すばる欲張りセットなところです☆あとガラス割るとこ!もうね、毎日見てほしい。もう義務教育に入れたほうがいいんじゃないかって、すばる思ってる。
──この記事を読んでいるみなさんにメッセージを。
鈴鳴 すばるのこと、初めて知ってくれた人がいたら、まず「まりなす」で検索してほしいにゃ〜☆ ひらがな四文字だから打つの簡単☆ そのあとは、すばるの動画を見て。とりあえず100回。そのあとは、まひろっちの動画を50回みて、そのあと、しょうがないからりんりんの動画を2回くらいみてあげて。なーちゃんの動画は出たら5億回みてね。じゃあまったね〜☆
(丸本大輔)