EBiSSH×さとり少年団=ONE N' ONLY 海外でも通用するサウンドで世界に勝負

ONE N' ONLYは、EBiSSHとさとり少年団のお互いに相乗効果があるグループ


――ONE N' ONLYは、EBiSSHとさとり少年団の2グループが融合してできたグループです。まずはお互いのグループのメンバーの「同じグループになって初めて知ったギャップ」を交えて、メンバー紹介をお願いします。EBiSSHのTETTAくんからいきましょう。


TETTA
:僕は、ギャップの塊でしょ! 

HAYATO:TETTAくんは普段からこんな感じで、明るいムードメーカーです。おバカな発言も多いんだけど、ステージに立つと……、あ~これ、イイ気になるからあんま言いたくないなぁ……ステージに立つと、カッコいいんですよ(笑)。セクシーだし、歌声がエロくて。曲がかかったときの目つきは、グッときます。男の僕から見ても純粋にカッコいいと思います。

――REIくんは?

EIKU
:初めて会った時、暗いしメガネをかけてるし、マジメなガリ勉さんかと思ったんです。

HAYATO:うん。硬いかと思ったら、話してみるとそうでもなくて。3歳年上だけど、しぐさがおじいちゃんっぽい(笑)。でもちゃんと知識があるし、落ち着いているので、そこはやっぱり大人かなぁ。

――EBiSSHリーダーのNAOYAくんはどうですか?

KENSHIN
:NAOYAくんはグループのことを第一に考えてますよね。周りを見ているし、自分のことよりも人のことを気にする人。
でも、仕事になると自分の見せ方をすごくわかっている人です。

EIKU:最初は“話しかけんな”オーラを出していたから、ずっと敬語で話していて(笑)。今は、一緒に映画を観に行くくらい仲良くなりました。

HAYATO:ツンデレなんですよ。最初はツンツンしてるけど、慣れると話が止まらなくなって、デレデレする。そういうところは、年上だけどカワイイ。その使い分けがうまいんですよね。ファンの子もそういうところが好きなんじゃないかな?

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EIKU(Vo)


――あー、わかる(笑)。KOHKIくんのギャップは?

KOHKI
:僕は、ギャップないよね?

HAYATO:大きなギャップというより、小さなギャップの連続だね。初めて会った時、髪型が外ハネだったから、チャラいヤツだと思ったんです。でもチャラいというより分け隔てなくみんなに優しく接するところがあって、想像と違っていい人でした(笑)。頭の回転が早いので、MCでも的確に突っ込んでくれたり、程よいボケをかましてくれたり。
僕はすごく話が合うから、一緒にいて楽な人です。ギャップは……、すごく身長が高いんですけど、足が短い(笑)。

――(笑)。次は、さとり少年団のメンバーを紹介してください。KENSHINくんはどうですか?

NAOYA
:KENSHINは、みんなでいるときはガツガツ来れないタイプなんだけど、帰りに2人だけになると「NAOYAくん、NAOYAくん」ってガツガツ来る。「あー、こいつずっと話したかったんだ」って、かわいくなります。そこがギャップですね。

REI:ライブの時はすごく元気だけど、普段のKENSHINは一人が好きな感じで、話しかけづらかったんです。でも、「REIくん、今日のライブ、ここが良かったよ」って、素直に褒めてくれて。実は優しい子だと思いました。

NAOYA:わかる。僕も第一印象で「この子とは友達になれないな」って思った(笑)。
いつも鏡の一番前で踊っていて、「自分が大好きな子だな」って。

TETTA:KENSHINは普段は弟みたいな感じなんですけど、カメラが回ると目がアーティストモードに入るんですよ。目で人を殺せる力を持っています(笑)。

――おー、ギャップがありますね。では、EIKUくんは?

REI
:EIKUは音楽性があるし、ダンスも僕好み。すごくストイックで、レコーディングの時にもしっかり用意してきて、わからないところを教えてくれる。そこはすごく尊敬しているんですけど……、ど……。

一同:あっ、これはやばいよ、やばいよ(笑)

REI:クソガキです! 中身は小学校6年生。すぐにイタズラするんですよ。昨日もリハのときにドリンクを飲んでいたらペットボトルをバンってやられて、びちょびちょになりました(笑)。

NAOYA:うん、クソガキ。よく僕ら二人でイタズラしてます(笑)。


KOHKI:めちゃくちゃ身体能力が高いんです。僕も器用な方だけど、何をやってもEIKUには勝てない。真剣じゃなくて、普通の顔してやりこなすのがまたムカつくんです(笑)。

NAOYA:それがギャップですよね。運動は、何でもできちゃう。天才肌ですね。

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TETTA(Vo)


――HAYATOくんはどうですか?

KOHKI
:人と合わせるのが上手いですね。目上の人と接するのも上手いし、憎まれないタイプ。

TETTA:最初に会った時は、警戒心むき出しだった(笑)。でもわかってきたのは、意外と甘え上手で弟感があるってこと。本人は否定すると思うけど(笑)。ダンスだけで脳ができてるかと思ったらそうでもなくて、素は普通の子。
そこがギャップでした。

NAOYA:うん、甘え上手。僕のことすごく頼ってくるから、助けてあげたくなっちゃう。普段はおちゃらけてるけど、曲がかかった瞬間に顔が変わるんです。ダンスにかける思いが大きいから、「ダンスだけは負けねえぞ!」っていう気持ちを出した時のギャップがすごいというか。ただ、失くしものがひどくて(笑)。

HAYATO:あーーー、それ、言ってほしくなかった……。

NAOYA
:よく一緒に遊ぶんですけど、いつも「財布知らない?」ってなる。しかも、僕があげた財布。「携帯知らない?」も毎回。ぜったいにパンパンのリュックの中に入ってる。僕があげたリュックに。
洋服もあげるんですけど、次の日に全部僕のコーデで来るから、またあげたくなっちゃうんです(笑)。

――皆さんの個性がよくわかりました。ところでなぜ、この2チームでグループを結成することになったのですか?

NAOYA
:最初はツーマンライブをやる予定だったんです。「EBiSSHだけ、さとり少年団だけよりも、7人の方が見せられることも増えるから、一緒にやってみてもいいんじゃない?」ってことになって。そしたら僕たちが思っていた以上に評判が良くて、続けることになりました。

――それぞれのグループは音楽性も違うし、一緒にやることでケミストリーも生まれますよね。両グループのリーダーは、その点をどう感じていますか。

NAOYA
:そうですね。EBiSSHって、いい意味で自由なんです。パフォーマンスもMCもポイントだけ決めて、あとはすべて自由にやってるから、ライブが楽しくなる。曲もR&Bとか大人な感じのものが多いんだけど、ONE N' ONLYは攻撃的な曲が多いじゃないですか。だからONE N' ONLYになると、いつもと違う面が見せられるんです。僕は「I'M SWAG」のREIのラップとか、いつもセクシーなTETTAが強目の声で歌ったりするの、好きだな。KOHKIと僕も、HAYATOがダンスリーダーとしてまとめてくれるから、スキルアップしたと思うし。そんな相乗効果もあるから、ONE N' ONLYをやるのは、EBiSSHとしても良い事しかないですね。

HAYATO:さとり少年団は3人が同い年っていうのもあって、三兄弟のような親しみやすさやかわいらしさ、ハイスクール感があるグループ。曲も元気で明るくて、ライブもファン(の方 ※追加)と一緒に楽しめるけど、歌とダンスは本格的なのが魅力。でも、ONE N’ ONLYになると3歳くらい年上っぽくなって、ギャップが生じると思うんです。それに7人になるとフォーメーションもできるし、見せ方が変わりますよね。EBiSSHは元々ライブが上手いから、僕らもそれを吸収してさとり少年団に持ち帰れるし、お互いに相乗効果があると思います。

――パフォーマンスはダイナミックになりますよね。

HAYATO
:できることがイッキに増えますからね。カノンっていう時差でやる振りも7人いると7パターンできるし。

NAOYA:フォーメーションもだけど、大きく見せられるようになりますよね。フロアにいったりするのも、7人じゃないとできないし。

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REI(Vo)


――ONE N' ONLYになると、ボーカルは3人になりますよね。

EIKU
:それぞれ個性が違うので厚みも出るし、一緒にやるって、楽しさしかなくて。EBiSSHボーカルのTETTAくんはセクシーで、REIくんはシンプルですごく聞きやすい声質。さとり少年団はボーカルが僕だけなので、二人のアプローチの仕方は勉強になるし、刺激になります。

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HAYATO(Dance)



「Dark Knight」はサビのバットダンスがポイント。“圧”をライブで感じてほしい


――そんなONE N' ONLYの2ndシングル「Dark Knight」がリリースされます。

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HAYATO
:ノリやすい曲だから、初めて聴いた人でもすぐにノレるんじゃないかな? ダンスはすごく激しいです(笑)。バットマンをイメージした、サビのバットダンスがポイント。バットダンスをやりながら一度後ろに下がって、一斉に前に進むときの圧をライブで感じてほしいですね。

TETTA:1stシングル「I'M SWAG」より曲自体はハードだけど、歌は優しめに歌っています。大人っぽいイメージだから、普段よりも冷静な感じで。EIKUと二人で歌う部分は力強く見せたいので、力の入れどころやクセを合わせながら歌っています。

――すでにリリースイベントでパフォーマンスしていますが、ファンの皆さんの反応はどうですか?

NAOYA
:咳払いで始まるんですけど、それが聞こえると皆さんがイッキに「キター!」ってなるんです(笑)。その盛り上がりが僕たちにも伝わって、気持ちが高ぶります。

HAYATO:最初に披露したのが昨年10月のZeppツアーだったんですけど、初披露からノリが良かったですよね。ライブでは最後の「Get down!」でジャンプしたり、手であおったりしてほしいな。もっともっと盛り上がって、一緒に暴れてほしい!

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KENSHIN(Dance)


――歌詞に「ヒーローになれ!」という一節がありますが、メンバーがヒーローだと思えたエピソードを教えてください。

NAOYA
:KOHKI、そこは俺だろ。

KOHKI:あ~、僕とNAOYAは遠征先で一緒の部屋に泊まることが多いんです。僕、朝がめちゃくちゃ弱いんですけど、NAOYAが一緒だと起きられるんですよ。

NAOYA:僕は朝が強い方なので、「起こして」って言われた3分前くらいから「KOHKI~」ってやんわり言い始めて、時間ピッタリに目が覚めるようにしています(笑)。でも
KOHKIは支度がめちゃくちゃ早いので、起きるのが遅くても僕より早く出かける準備ができてる(笑)。

――おごってくれるヒーローとかは?

HAYATO
:みんなでゴハンに行ったとき、僕のお金の大ピンチをNAOYAくんとTETTAくんがよく助けてくれます。REIくんは、大ピンチじゃなくてもおごってくれるし。僕のピンチを救ってくれるヒーローたちです(笑)。

――ステージでのヒーローといえば?

TETTA
:KOHKIですね。僕、本当に語彙力がなくて……。MCで詰まったときに助けてくれるんです。みんなが意味不明で「へっ?」って顔してても、TETTA語がわかるKOHKIが説明してくれるんです。そんなとき、「神!」って思います。KOHKIはいつも僕の話を真剣に聞いてくれるんだけど、俺、その時の顔、一番好きです。惚れます(笑)。

KOHKI:(笑)。TETTAって言葉遣いは変だけど、言ってることは面白いんですよ。

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KOHKI(Dance)


――カップリングの「Black Hole」は、HAYATOくんの振付なんですね。

HAYATO
:はい。Apeaceのヨンウクさんと一緒に振付をしました。歌詞は大人な恋愛を表現していて、サウンドは音数が多い。両方を妥協せず作り込みました。歌詞の内容がわかる振付で、サビはブラックホールが吸い込む感じ。ここが一番特徴的かな? そして感情的な歌詞に合わせて、欲望を剥き出すようなダンスになっています。みんなの豊かな個性を活かしつつ振付けました。僕も初めてだったから、煮詰まった時はみんなに助けてもらったり。かなり思い入れがある曲なので、ライブで見てほしいですね。「Black Hole」だけに、その世界観に吸い込んじゃいますよ(笑)。

――ONE N' ONLYは、アジアや南米で人気が高いということも話題になりましたが、それはなぜだと思いますか?

HAYATO
:海外でも通用するサウンドってことは、意識しています。「I'M SWAG」のMVにアジア圏や南米からのコメントがかなり多かったのですが、海外の方にも「好き」って言ってもらえるのはうれしいですね。コメントをくれた人の国でライブができるといいな。

――先ほどから「ライブで見てほしい」という言葉が出てきますが、全国5大都市でのツアーも開催されますね。

NAOYA
:ちょうどONE N' ONLYができて1年なんです。この1年の成果を見せたいし、「ONE N' ONLYってスゴイ!」って思ってもらえるようにしないと。「ずっと付いていく!」って言ってもらえるようなツアーにします。1公演ごとに成長するのが目標なので、東京ファイナルでは、だいぶ変わっているはず。KOHKIの足も成長してるかも(笑)。

KOHKI:それは、難しい! 僕たちの成長を見守ってくれたらと思います。

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NAOYA(Dance)


(取材・文/坂本ゆかり、撮影/コザイリサ)
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