
黒幕は誰か
なんとか命拾いした結城は、室岡俊治(村上淳)・晴人(鳥越壮真)親子に助けられる。
室岡は、9年前に柴崎の元から逃げ出し、結城が服役するきっかけになった人物だったのだが、その発言から柴崎(高嶋政伸)に強力な後ろ盾がいることが判明した。
怪しげなカットが映されたのは3人。はなの担当医である小池夏美、月島楓(芳根京子)の所属する東京地検港南支部の支部長・岩崎恭二(神尾佑)、そして月島が慕う国会議員・久我早穂子(黒木瞳)だ。
断トツで怪しいのは久我だ。結城の目撃場所を聞いていた可能性が最も高く、何よりドラマのポスターで柴崎より前に写っているのでまず間違いないだろう。
岩崎支部長も、月島と角田の行動を見張っているようだ。柴崎が結城からデジカメの在処を聞き出そうとしている際、「警察にか?検察か?」と言ったのも引っかかる。どちらかなら揉み消せるということだろう。月島が結城の事件の担当になったのは、上(久我)からの通達があったからだった。久我と岩崎、2人ともが繋がっている可能性もある。
担当医・小池については、刑事・有馬海忠(三浦貴大)の知人として、心配しての怖い顔だろう。しかし、小池の病院に久我は視察に行っていたので、繋がりを完全には否定できない。