何と読む?「南瓜」「糸瓜」9月19日は糸瓜忌

何と読む?「南瓜」「糸瓜」9月19日は糸瓜忌

何と読む?「南瓜」

秋が旬の果物で、秋の季語。
ビタミンEを多く含み、老化予防に良いと言う。

さて、
「南瓜」












「かぼちゃ」
ポルトガル人によりカンボジアの瓜だと伝えられ、「カンボジアの瓜」からカボチャと呼ばれるようになった。
南瓜と書くのは、「南蛮人から伝えられた瓜」で「南瓜」となった。
考えてみれば「南蛮人」って失礼な言い方だな。
ちなみに「西瓜」は「すいか」。
何と読む?「南瓜」「糸瓜」9月19日は糸瓜忌

何と読む?「糸瓜」
秋に実を結ぶ植物。
秋の季語。
さて、
「糸瓜」












「へちま」
「へちま」の名の由来は、「へ」と「ち」の間にあることから「へち間」→「へちま」となった。
なぜ「へとちの間」なのか。
実から繊維が取れることから「糸瓜」(いとうり)と呼ばれ、それが「とうり」に訛った。
「と」は、「いろは歌」で「へ」と「ち」の間にあることから「へちま」と呼ばれるようになったのだ。


正岡子規は明治35年9月19日に亡くなる。
絶筆の三句はどれもヘチマの句だったため正岡子規の忌日を「糸瓜忌」と言う。
をととひのへちまの水も取らざりき 正岡子規

(米光一成 タイトルデザイン/まつもとりえこ)