【JO1メンバー分析・白岩瑠姫】仲間を思う熱い心と闘志を持つ美プリンス
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

華やかな風貌で3度のセンターを経験するJO1のプリンス

8月26日に2ndシングル『STARGAZER』をリリースするJO1(ジェイオーワン)。吉本興業と韓国のエンターテインメント企業CJ ENMによる合弁会社のLAPONE ENTERTAINMENT所属だけに、新曲リリース月の8月は、音楽番組『HEY!HEY!NEO! MUSIC CHAMP』(フジテレビ)から朝の番組『あさイチ』(NHK)、そしてバラエティ『ダウンタウンDX』(日本テレビ系列)など、新人ながらプロモーションで多くのテレビ番組に出演している。

その中でも『水曜日のダウンタウン』(TBSテレビ系列)、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系列)、そしてTwitter初のオリジナルLIVEバラエティ番組『かまいったーTV』など、芸人がメインMCを務める番組に多く出演しているメンバーが、白岩瑠姫(しろいわるき)だ。


白岩瑠姫は東京都出身の22歳。韓国で社会現象を巻き起こしたオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの日本版である『PRODUCE 101 JAPAN』で、6000人の中から選抜された101人の練習生の中から、「国民プロデューサー」と呼ばれる一般視聴者投票により最終順位6位で11人組グルーバルボーイズグループJO1のメンバーに選ばれた。

『PRODUCE 101 JAPAN』出演時のキャッチフレーズは「美プリンス降臨」で、お城に住む王子様設定を取り入れていた根っからの王子キャラ。王子のような華やかな風貌もあってか、ポジションバトル、グループバトル、コンセプトバトルと評価ミッションで3回もセンターに就任。練習生による「ビジュアルセンター選挙」でも、「白馬が似合う」「プリンス!」と絶賛されて第5位を獲得するなど、回が進むにつれてその存在感を増していき、デビューを掴んだメンバーである。

『PRODUCE 101 JAPAN』以前から、アイドルを目指してさまざまな活動をしてきた白岩。
ファイナルで6位としてその名を呼ばれたとき、MCを務める国民プロデューサー代表ナインティナインの矢部浩之に「アイドルになりたい……、彼がそう決意してからおよそ10年の月日が経ちました。辛い思いをしてもなお、夢を諦められなかったのは大きな舞台で見た景色が忘れられなかったから。さまざまな経験を経て、センターの似合う最強のアイドルになりました」とコメントされたが、あきらめなかったのは、お母さんの応援あってのことだそう。

デビュー前に行われたJO1のファンミーティングで「1年前、前いたグループの解散が決まり、そこから半年間なにもなくて……。でも腐らずに続けてよかったね、とお母さんに褒められた。だからみなさんも夢を諦めないでください」と涙で語ったが、彼もまた、このオーディションに人生を懸けて臨んだひとりだ。


クールなルックスなのにじつは話好きのギャップも魅力

ルックスが注目される白岩だが、ルックスだけでここまできたわけではない。これまでの経験が大いに活かされていたのは確かだ。ポジションバトルの「OVER THE TOP」(Hey! Say! JUMP)では、この組のリーダーで振付も担当した本田康祐(OWV)に「瑠姫がいなかったらここまでこれなかった。本当に心の支えだった」と言われたように、「リーダーの負担がなるべく減るように協力したい。チームとして一丸になって勝ちたい」と悪戦苦闘するリーダーに代わってダンス未経験のメンバーたちの指導を買って出た。

彼は常に自分に何ができるかを考え、仲間を支え、仲間のために涙を流してきたのだ。
3度のセンターは、練習生たちの信頼と期待の上に成り立ったものだ。華やかなビジュアル、仲間を思う熱い心と闘志が白岩をデビューに導いたのではないだろうか。


クールなルックスに反する情の厚さもそうだが、彼はギャップの塊だ。パッと見は王子様だが、実はメンバーで1、2を争うという「おしゃべり」。自他共に認める寂しがりやで、ホテルで同室になったメンバーに話しかけまくり、朝の4時まで寝させなかったという逸話がファンミーティングで暴露されていたし、メンバーたちからも「ああ見えて、ギャグセンスが高い」と言われている。そんなところが、彼がバラエティ番組にブッキングされる理由なのかもしれない。


また彼は、王子だけに、お城のあるディズニーランド好きを公言している。コロナ禍でのおうち時間企画として、JO1の公式YouTubeチャンネルで、チュロス、ハンバーガー、ポップコーンといったディズニーランドの「テーマパーク飯」作りに挑戦。自粛期間中は「料理できるようになりたい!」と意気込んでいた。

【JO1メンバー分析・白岩瑠姫】仲間を思う熱い心と闘志を持つ美プリンス
(c)LAPONE ENTERTAINMENT

だが最近は「料理はやっぱり、お城のシェフに任せたほうがいい」とあきらめ気味で、『ダウンタウンDX』では、朝イチからパーティーサイズのピザを注文し、メンバーたちと共同生活をする宿舎の1階に住むリーダー・與那城にデリバリーの受け取りをさせたエピソードや、「暗いほうが落ち着く」と、暗闇でカップ麺をすする姿がテレビで紹介されている。まだ番組で爪痕を残すまでの発言にはいたっていないが、これからのバラエティ番組での活躍に期待したい。

JO1では、主にラップパートを担当。
同じくラップを担当する鶴房汐恩、木全翔也とはまたテイストの違う白岩のラップの相乗効果は、楽曲の良いアクセントになっている。特に『STARGAZER』に収録されている「GO」のラップパート、白岩から鶴房への流れは秀逸なので、ぜひチェックを。
(坂本ゆかり)

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Profile

JO1(ジェイオーワン)


I.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1らを輩出してきた韓国のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人からなるボーイズグループ。

2020年3月4日にリリースしたデビューシングル『PROTOSTAR』が発売初週に32.7万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」(3/16付)で初登場1位を獲得。iTunes総合チャートでは香港や台湾など5カ国で1位を総なめにするなど、一躍スターダムにのし上がった。


8月26日には2ndシングル『STARGAZER』を発表する。

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