
天海祐希『緊急取調室』第4シーズン放送決定
天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』。稀代のストーリーテラー・井上由美子氏が手掛ける完全オリジナル脚本をベースに、「取調室」という名の“密室の戦場”で行われる“銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘”を描いた本作がこの夏、待望の第4シーズンに突入する。2019年4月期に放送された第3シーズンでは、天海をはじめ田中哲司、塚地武雅、でんでん、小日向文世が演じる鉄壁の取り調べ集団=キントリ・メンバーが、難航を極める取り調べにまい進。
あれから早2年――。有希子(天海)、管理官・梶山勝利(田中)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向)は、今もキントリに在籍。そして、第3シーズンから“キントリ・メンバー”の一員として参戦した玉垣松夫(塚地)は古巣の「サイバー犯罪対策室」に復帰しながらも、キントリと連携していくことに。速水もこみち&鈴木浩介が演じる警視庁捜査一課殺人捜査第一係の名コンビ「もつなべ」も、引き続きキントリと強力タッグを組んでいく――。
キントリ・チーム、100日後には解散! “衝撃の幕開け”と共に始まる“壮絶な戦い”
おなじみのメンバーが再集結し、これまで以上に揺るぎない正義感をたぎらせながら、一筋縄ではいかない被疑者たちの“裏の顔”を“マル裸”にしていく第4シーズン。しかし、常に視聴者の意表を突いてきた『緊急取調室』には、とんでもない新展開も待ち受けている。というのは、第4シーズンの冒頭で「キントリが9月末で解散すること」が判明してしまうのだ。正式に義務化される以前から取り調べの録音録画(可視化)を実施し、“深い人間力”を基盤にした泥臭い取り調べで“被疑者の動機解明”に貢献してきたキントリ。だが、今や取り調べの完全可視化は当たり前の時代。取り調べ動画や監視カメラの映像など、逮捕に踏み切る際に最重要視される“明確な証拠”も入手しやすくなった。
そんな中、キントリは警視庁から「役目は終わった」と判断されてしまうことに。しかし、映像だけでは見えてこない“真実”も、絶対にあるはず――。
はたして、キントリの運命はどうなってしまうのか。そんな彼らの前に敢然と立ちはだかる強烈な被疑者たちとは一体!? 取調官と被疑者、そして警察内部の人間たちが織りなす“悲喜こもごもの人間ドラマ”。2014年1月期の第1シーズンから通算7年の年月を経て、さらにパワーアップする“スリリングかつ爽快感あふれる世界観”、そして天海ら実力派俳優たちの魂のこもった演技がまたも拮抗する最新シリーズ。
“人と人とのつながり” それはキントリ・チームが何よりも大切にしてきたもの
最新シリーズでは、天海自身がコロナ禍で改めて考えた“大切なこと”を、第4シーズンに託す。コロナ禍で人間関係が希薄になりがちな今、これまで以上に濃厚な会話劇、そして濃密な人間ドラマを展開していく第4シーズン。「コロナ禍になって以来ずっと、“人と人とのつながり”について改めて考えていた」という天海も、“今だからこそ強くなった思い”を注ぎ込みながら臨むという。
「今は正面を切って人と会うことが難しく、ふれあう機会が少なくなっていますが、やはり最後に残るのは“人と人とのつながり”や“人を思う気持ち”だと思うんです。それはキントリ・チームが何よりも大切にしてきたものでもあります。人の言葉や行動の裏側にある“思い”を汲み取り、“肌で感じる”ことの大切さを改めて伝えられたら、と思っています」と力を込め、「ぜひ皆さんも楽しみにしていてください! そして、ぜひ元気でいてください!」と、人のぬくもりに満ちたメッセージを寄せた。
キャスト・スタッフコメント
■天海祐希(真壁有希子役)――この1年2カ月、新型コロナウイルスの影響で、天海さんが演じられている姿をなかなか拝見できませんでした。ファンにとっても待望の主演作、それも『緊急取調室』の最新作をお届けできることへのお気持ちをお聞かせください。
天海:今は正面を切って人と会うことが難しく、ふれあう機会が少なくなっていますが、やはり最後に残るのは“人と人とのつながり”や“人を思う気持ち”だと思うんです。それはキントリ・チームが何よりも大切にしてきたものでもあります。
――最新作に向け、本作のキャストの方とはご連絡を取っていらっしゃいましたか?
天海:いつもクランクイン前にはみんなでご飯に行ってたんですけど、今回は「やめておこうね。大手を振って集まれるようになったら、ぜひそうしよう」という話になりました。その日が来ることを楽しみにする時間が増えたんだ、と今は思うようにしています。何よりもまずは目の前の撮影! “結束力の塊のようなチーム”の皆さんと現場でご一緒し、またコミュニケーションを取るのが楽しみで仕方ありません。
――本作には毎回、バラエティーに富んだゲストの皆さんもご出演されます。第4シーズンの初回に登場されるゲストの方に対し、どんなことを楽しみにされていますか?
天海:どなたが初回ゲストかはまだ明かせませんが、またまた本当にすごい方がご登場してくださるんですよ! 作品はもちろん、たくさん拝見しておりますし、お目にかかったこともありますが、ご一緒させていただくのは今回が初めてです。 取り調べの対決シーンは、いつも通り全力で。全力で行かなかったら失礼に当たりますから。
――髪型など、2年ぶりに“有希子スタイル”になったご自身をご覧になって、いかがですか?
天海:「また髪を切っちゃったよ!」と思っています。でも、「やっぱり似合っているな」とも思っているんですよ(笑)。第4シーズンも、心して有希子を演じたいです!
――最後に、第4シーズンを楽しみに待ってらっしゃる皆様へ、メッセージをお願いいたします。
天海:『緊急取調室』がまたまたスタートします! 楽しみに待っていただけたでしょうか? 私は楽しみな反面、今回は“キントリ解散まで100日”という設定だけに、「もうこれで終わっちゃうのかな。続かないのかな」という不安もあります。とはいえ、またこうして真壁有希子として皆様にお目にかかれることを、本当に幸せに思っています。
皆さんも今は本当に大変な思いをされているでしょうが、こんなときだからこそ『緊急取調室』の世界にどっぷり浸って、スカッとしていただきたいです。今回も素晴らしいゲストの方たちが続々来てくださいます。手強い方ばかりなので四苦八苦すると思いますが、皆さんとの対決を楽しみしています。
■三輪祐見子(テレビ朝日ゼネラルプロデューサー)
皆様のおかげでシーズン4を迎えることができました。前回から約2年。世界が様変わりしている中ですが、キントリの捜査手法は変わりません。
人との距離を取らなければならない今だからこそ、きちんと向き合って話せることの有り難み、素晴らしさが際立ってきていると感じます。そんな思いも込め、キントリは、取調室で被疑者と真正面から向き合い、生身の人間同士、激しくぶつかり、時に共鳴しながら、執拗に泥臭く、真実に向かいます。
天海さんはじめ、お馴染みの方々に、新しいメンバーも加わり、この夏お届けするキントリは期待を裏切らない展開をご用意しております。ストレスフルな日々をこのドラマで吹き飛ばしていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。どうぞご期待ください。

主な登場人物
■真壁有希子(まかべ・ゆきこ)…… 天海祐希警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。女性初の捜査一課特殊班(SIT)の長として活躍するも、ある事件で犯人との交渉に失敗。キントリに配属された。
■梶山勝利(かじやま・かつとし)……田中哲司
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の管理官。警察組織の階級主義や、縄張り争いのしがらみに苦慮する一方、出世も目論む中間管理職。冷徹な判断力と要領の良さで出世を重ねてきた。決断力で部下を引っ張る男。昔からよく知る有希子の交渉能力に目を付け、キントリ・メンバーに抜擢した。キントリ・メンバーには絶大な信頼を寄せる。
■渡辺鉄次(わたなべ・てつじ)…… 速水もこみち
警視庁捜査一課一係、殺人捜査第一係の刑事。係長である監物大二郎とコンビを組んでおり、周囲から「もつなべコンビ」と呼ばれる。恐怖心や駆け引きの機微というものを持たない怪力男。上司である監物の命令ならば、どんなことでも従順に従う。
■監物大二郎(けんもつ・だいじろう)…… 鈴木浩介
警視庁捜査一課の殺人捜査第一係長。部下の渡辺鉄次とコンビを組んでおり、周囲から「もつなべコンビ」と呼ばれる。自分たちが検挙した犯人を横取りしていく緊急事案対応取調班(通称・キントリ)に対して、敵意を抱いている。すぐ物に当たる、度量の小さい男。徐々にキントリ・チームの実力を認めつつあるが、相変わらず「俺たちはパシリじゃねぇ」が口癖。
■玉垣松夫(たまがき・まつお)……塚地武雅
警視庁「サイバー犯罪対策室」の刑事。退職した捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事・中田善次郎の穴を埋める形で、キントリにも一時在籍してきた。画像から人の心理状態なども瞬時に読み取ることができる“画像解析のエキスパート”。「サイバー犯罪対策室」に復帰した今も、キントリ・チームの目となり耳となり、捜査を支えている。
■菱本 進(ひしもと・すすむ)……でんでん
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。刑事人生の大半がマル暴一筋で、見た目も物言いもまるでヤクザ。犯罪の生き字引。おだてたり、脅しや取引をもちかけたり…と、海千山千の経験で被疑者を落とす。以前は、女性警察官など邪魔だと思っていた。現在も、有希子のことを「おばはん」と揶揄したりもするが、有希子の能力は十分認めている。
■小石川春夫(こいしかわ・はるお)……小日向文世
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。公安部出身で、キントリ・チームきっての頭脳派。被疑者にはソフトに対応するが、その実、徹底した洞察力を発揮して追い込んでいく。普段はいつも笑顔。だが、誰も彼が本当に笑っているとは思っていない。有希子をからかったり、皮肉を言ったりすることもあるが、有能な同僚として認めている。
番組情報
テレビ朝日系『緊急取調室』
2021年7月スタート
毎週木曜 午後9:00~9:54
脚本:井上由美子
音楽:林 ゆうき
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:都築 歩(テレビ朝日) 残間理央(テレビ朝日) 松野千鶴子(アズバーズ)
演出:常廣丈太(テレビ朝日)ほか
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日