
5月5日深夜放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に出演した星野源が、故・樹木希林さんにまつわるエピソードを語った。
番組の中で、星野は「僕、樹木さんと1回だけご一緒したことがあって」と切り出し、NHKの番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』で、樹木さんと共演したことがあると説明。
さらに「“樹木さんが出た作品をぜひ見てください”というような、そういうお手紙だったんですね」「なんで僕にいただけるんだろう?と思ったら」と振り返った。その上で、生前の樹木さんが、星野が出演するNHKの番組『おげんさんといっしょ』が好きだったこと、そして同番組と樹木さんがコラボレーションするような番組の案が出ていたが、実現は叶わなかったことを知ったと話した。
星野は「すごく嬉しくない?」「僕もう、樹木さんのドキュメントとか、番組とか見んの大好きで」と笑い交じりに話し、さらに、樹木さんについて「素晴らしいじゃない?言うことも本当素晴らしいし、面白いし」「でもやっぱりいろんな番組見てると、いろんな状態を経てああなった方なんだなって思うんですよね」「自分と世間の差っていうものに対して、恐らくたくさん苦しまれた方なんじゃないかなって」と語った。
そして「その中でもがいてもがいて、あの境地にたぶん辿り着いたんだと思うんですよね」と見解を述べ、「ああいう方を見ると、ああならなきゃってたぶん思いたくなる」「思うんだけど、なれないよ」「すっごいいろんなことがあって、すっごいいろんなことにぶつかって、でも生きて、たぶんああなったと思うんですね」「そういう意味でも稀有な方だし、残されてる映像はできるだけ見ていきたいなというふうに思いました」と締めくくった。