コミカルで笑える演出や破天荒な主人公の姿などが“面白すぎる”とSNSで反響を呼んでいる、現在放送中のフジテレビ系ドラマ『ビリオン×スクール』。そんな同作で生徒役の1人を演じて存在感を発揮しているのがTravis Japan・松田元太だ。
2022年にTravis Japanのメンバーとしてグローバルメジャーデビューを果たした松田。『ぽかぽか』(フジテレビ系)の月曜レギュラーを務めるなど、明るいキャラクターでお茶の間でも知名度を上げているほか、今年春クールに放送されたドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)では、家庭教師のアルバイト先で出会った専業主婦・川野喜美子(MEGUMI)を誘惑し、やがて危険な恋に溺れていく大学生・大原耕二役を体当たりで熱演し、俳優としても存在感を増している。そんな彼が現在出演しているのが、Hey! Say! JUMP・山田涼介が主演を務めるドラマ『ビリオン×スクール』だ。
同作は、山田演じる日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零が身分を隠して学校の教師となり、「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組の担任として生徒と共に成長していく姿を描く学園コメディー。松田は九九が言えないほどの成績不良でゼロ組の偏差値番付でも最下層だが、合コンに人数合わせで参加したのをきっかけにゼロ組内で“スクールカースト1軍”入りを果たした生徒・紺野直斗を演じている。当初は問題行動が目立った紺野だが、第3話で1軍を離れたことで、映画オタクのクラスメイト・鈴木司(超特急・柏木悠)らと共に行動するようになり、演じる松田と同じく、明るくコミカルな存在感で作品に華を添えている。
公式インタビューの中で、“役を作らずに挑みたい”として、「現場の空気や熱、監督やいろんなスタッフさん方とその場でうまれる紺野をお見せできるように楽しみたい」と話していた松田だが、そんな彼の演技が特に光ったのが、就職面接の当日に紺野が学内での盗難事件の犯人として疑われる、という厳しい展開が描かれた第7話ではないだろうか。同話では、犯人として扱われる紺野に加賀美が、「おとなしく待ってろ」と声をかけ、その場を去ったことで、1軍の東堂雪美(大原梓)からは“教師なんてこんなもん”などと揶揄されてしまう。しかし、紺野は自分の役者になるという夢と就職の両方を叶えることができると加賀美だけが信じてくれたといい、目に涙を溜めながら、「親だって、あんたみたいなバカは何もできねえって言うけど、あいつだけは…」「信じて待つしかねえだろ、信じてくれてんだから」と心の内を吐露した。その熱演に、SNSでは、「涙の演技が圧巻」「元太くんの瞳に涙をためた演技良かったな」「自分も気付いたら涙ポロポロしてた」といった称賛が寄せられていた。
熱量の高い演技で、紺野というキャラクターをより魅力的に表現している松田。