
7月31日より配信のNetflixシリーズ『グラスハート』に出演する町田啓太。今年は12月に同じくNetflixで配信予定の映画『10DANCE』にて竹内涼真とダブル主演を飾ることも決まっており、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。
2020年にテレビ東京系で放送されたドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で社会現象とも呼べる“チェリまほ”ブームを巻き起こした町田。その後もさまざまな作品で存在感を放っているが、映画や地上波ドラマのみならず、『今際の国のアリス』といったNetflixの配信作品に出演しているのも印象的だ。全世界にファンを持つ冨樫義博による漫画を実写化した『幽☆遊☆白書』(2023年)では、常におしゃぶりを咥えているビジュアルが特徴のコエンマ役を演じ、原作に忠実な姿に視聴者からも称賛の声が寄せられていた。
そんな町田がこのたび出演する『グラスハート』は、1993年から現在まで書き継がれてきた若木未生の不朽の名作小説を映像化した作品。“ロック界のアマデウス”と呼ばれる天才音楽家・藤谷直季(佐藤健)が率いる新生バンド・TENBLANKの活躍を描いた“青春音楽ドラマ”となっており、町田は努力家のカリスマギタリスト・高岡尚を演じる。ギター未経験ながら今作のためにハードな練習を重ねたという町田だが、先日公開されたキャラクターティーザー予告では、そんな努力の成果を思わせるギタープレイの場面や、長髪スタイルでクールな表情を見せる姿が公開されており、「ガチでギタリストにみえる」「これは沼落ち」「想像した通りの高岡尚」と配信前から熱い視線を集めた。
また、町田は、12月配信予定の井上佐藤による大ヒット漫画を実写化した『10DANCE』 への出演も決まっており、こちらでは、スタンダードダンスの日本チャンピオン・杉木信也を演じる。ラテンダンスの日本チャンピオンで、ある理由から国内大会にこだわるもう1人の主人公・鈴木信也(竹内涼真)を、“10ダンス”の世界に誘う重要な役どころだ。かつてEXILEのパフォーマーを志し、専門的にダンスを学んでいたものの、怪我などの理由でダンサーの道を断念したという町田。しかし、TBS系『情熱大陸』に出演した際には、社交ダンスを題材にした本作について、「燃焼しきれなかったあれを、全部ここで、もしかしたら使えるのかもしれないと思うと嬉しいです」と語っている。自身の原点と重なるような作品で、積み重ねてきた経験が存分に発揮されることだろう。
注目度の高いNetflix作品への出演が相次いでいる町田。今後配信を控える『グラスハート』『10DANCE』でも、原作の世界観を体現するストイックな役作りを経て、印象的な演技を見せてくれそうだ。彼のさらなる活躍に期待したい。