日本維新の会の馬場伸幸代表は29日の記者会見で、2025大阪・関西万博の会場建設費が2350億円とこれまでより500億円上振れする見通しになったのに伴う建設費増負担について「上振れがすべて悪いということではなく、上振れの積算が正しいかどうかをチェックし、把握することが一番大事だ」と強調した。


 馬場氏は「(党の29日の)常任役員会では全く議論されなかったが、万博会場建設費の上振れについては、国、大阪府・大阪市、企業で3等分して負担していくということがルールとして決まっている」と述べた。


 馬場氏は「上振れ、それ自体、すべて悪いのかといえば、工期の長い公共事業や民間事業では長くなればなるほど、人件費や建設資材高騰で契約金額が見直しになるということは実際にある」と上振れそのものは是認する必要はあるとの認識を示した。


 そのうで「建設費用が上がることが悪ということでなく、上振れの積算がきちっとできているかどうかが非常に大事。吉村洋文知事も万博協会から説明を受けて、中身をきちっとチェックする。聞くところによると、建築費用の下がっているところもある。トータルであがっているということなので、ひとつひとつチェックし、積算が正しいかどうかを把握することが一番大事だ」と強調した。(編集担当:森高龍二)