自民党派閥パーティーをめぐる裏金作り問題で池田佳孝衆院議員(元文部科学副大臣、2021年衆院選愛知3区で敗戦も比例復活、現在4期目)が政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に7日逮捕されたのを受け、自民党は池田氏を同日、党から除名する処分を行った。


 これを受けて立憲民主党の泉健太代表は同日「自民党の政治腐敗は由々しき事態」と党の体質に言及。

「政治浄化できないなら政権担当能力なし」と断じた。


 泉代表は「ここに至るまでに岸田総理は指導力を発揮せず、池田議員に対しても何もしてこなかった」と非難。「本日、池田議員について党を除名したというが、全て後追い。まだ裏金疑惑のある議員が所属している。けじめを早急につけるべき」と政治浄化への対応を求めた。


 また自民党が設置する政治刷新本部について「反則を犯した議員を数多くピッチに立たせたままだ」と指摘。

「本来であればペナルティを与えて除名なり、引退勧告しなければならない。そうした議員を残したまま政治刷新本部といっても真実味はない」と提起し「政治資金パーティーや企業団体献金を見直し、金権体質をなくしていかなければならない。政治浄化しなければならない。それができないなら政権担当能力はない」とした。政治浄化への実効性ある仕組みつくりが求められている。(編集担当:森高龍二)