岸田文雄総理は米国議会で「未来に向けて~我々のグローバル・パートナーシップ~」と題して日本時間の12日未明に演説。外務省が全文仮訳し公表した。

この中で岸田総理は「中国の対外姿勢、軍事行動はこれまでにない最大の戦略的挑戦をもたらしている」と明確に表現し、世界秩序を守るうえで「米国のリーダーシップは必要不可欠」とアピールした。


 また自由・民主主義・法の支配を守るために「日本は既に米国と肩を組んで共に立ち上がっています。日本は米国と共にあります」と強調。「皆様、米国の最も親しい友人、トモダチとして、日本国民は自由の存続を確かなものにするために米国と共にあります。それは日米両国の国民にとどまらず、全ての人々のためにであります」と語った。


 岸田総理は「もしも米国の支援が無かったら、モスクワからの猛襲を受けたウクライナの希望は、どれほど前についえ去ってしまっていたことでしょう。

もしも米国の存在が無かったら、インド太平洋地域はどれほど前に、より厳しい現実にさいなまれていたことでしょう」と語った。


 岸田総理は自らを「私は理想主義者であると同時に、現実主義者です」と語り「自由、民主主義、法の支配を守る。これは日本の国益です。日本国民は、これらの価値に完全にコミットしています」と続けた。


 岸田総理は「人権が抑圧された社会、政治的な自己決定権が否定された社会、デジタル技術で毎日が監視下にある社会を私は我々の子どもたちに残したくありません」ともアピールした。(編集担当:森高龍二)