日本郵便は26日から7桁の英数字で住所を表現できる「デジタルアドレス」サービスを始めた。「ゆうID」に登録している住所を7桁の英数字に変換できるサービスで、7桁の英数字を入力するだけで、住所を手書きしたり、Webサイトで入力したりしなくても住所が自動的に反映される。
長い住所を記入する手間が省けるだけでなく、記入ミスの防止にも期待できる、としている。またデジタルアドレスから名前を特定したり、名前や住所からデジタルアドレスを検索したりはできない設計になっているという。
村上誠一郎総務大臣は27日の記者会見で「オンラインショッピングの際、送り先住所の入力が容易になるなど、利用者利便の向上を図るものと承知している。将来的にはデジタルアドレスを活用した、郵便・物流に関する様々なサービスの創出につながることも期待している。今回のような日本郵便の取組みを注視しつつ、一層の利用者利便の向上と収益の改善を求めていきたい」と話した。(編集担当:森高龍二)