総理続投へ強い意志を見せている石破茂総理。20日から3日間の日程で横浜で開催される第9回アフリカ会議で共同議長を務めるほか、23日~24日には韓国・李在明大統領が来日し、滞在中に首脳会談等に臨む。

翌週にはインドのモディ首相等との会談も予定されるなど外交日程が目白押しになっている。


 与党・公明党の斉藤鉄夫代表は首班指名で「石破茂」と書いた経緯も踏まえ、石破総理を今後も支えていく考えを19日にも改めて示した。


 一方、身内ながら自民党の旧安倍派や茂木派閥などの議員らからは自民党の総裁選を前倒しで実施する要求が出され、さきの自民党議員総会で選挙をするのかどうかの判断が総裁選管理委員会の逢沢一郎委員長に委ねられた。


 これを受け、19日、同委員会が開かれ、前倒しでの総裁選挙の要求確認を国会議員に書面で名前を明記して意思を明らかにしてもらう方向で検討していくことになった。国会議員一人一人に自身の判断に責任を持ってもらうことにつながる。


 党則では党所属国会議員(295人)と都道府県支部連合会の代表1人(計47人)の意思表示で前倒し実施を求める声が過半数(172人)あれば前倒しで総裁選を実施することになる。都道府県支部連合会の代表(1人)の声は機関決定して結論を出す必要がある。


 逢沢選管委員長は「要求確認」の実施時期について「参院選総括の内容を見極めた上で、要求確認を行っていくことが普通の考え方ではないか」と時期の目安を示した。また「重大なことなので、公平・中立・厳正に進めていきたい」と強調した。(編集担当:森高龍二)

編集部おすすめ