自民党の鈴木俊一幹事長は23日の記者会見で、次期衆院選での維新との選挙区調整について問われ「我々、与党執行部としても連立合意に基づいて、(合意内容の)実現に向けて努力を重ねていかなければならない。選挙より政策を前に進めることが先と、そういう考えを持っており、選挙はまだ、今々の話ではないという認識で、具体的な選挙区調整は行っておりません。

議論もしていない」と答えた。


 その一方「衆議院選挙は『常在戦場』とよく言われる。党組織の活動の観点からも支部長選任は重要で、選挙に向けてということではないが、ルーティンとして、決まっていない支部が残っており、それは地元で調整がついたものから順次選任を行っている、そういう作業の状況」とした。


 党役員会では高市早苗総理(総裁)から「26日には新年度当初予算の閣議決定を予定している。皆様と密に連携して、詰めの作業を行っていきたい」との話があった、と語った。


 また鈴木幹事長は「今週は予算編成に向けた議論がいよいよ大詰めとなる。大綱に基づき、政府・与党で連携を図りながら編成作業をしっかり進めていくことが重要と考えている」とした。新年最初の党役員会は1月6日に開くという。(編集担当:森高龍二)

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