岸田文雄総理は4日、ウクライナの首都キーウ郊外のブチャで400人を超える多数の民間人が虐殺されているのが見つかったことに「民間人へ危害を加えること、国際法違反行為については厳しく批判する」とロシア侵攻軍による疑義に「御指摘のように国際社会において、非難が高まっていることを承知している。日本も人道上問題となる行為、国際法違反の行為に厳しく批判し、非難していかなければならない」と強く非難するとともに、ロシアの行為に懸念を表明した。


 一方で、ロシアへの更なる制裁については「全体状況を見ながら、国際社会としっかり連携し、我が国としてやるべきことをしっかり行っていきたい」というにとどまった。実効性のある一段の制裁が求められている。


 立憲民主党泉健太代表はツイッターで「凄惨な光景に心がえぐられます。民間人虐殺は戦時国際法に明確に背く行為で、強く非難します。この地で何が行われたのか、国際機関による調査も行われるべき」と発信。


 日本共産党の志位和夫委員長は「この戦争をどう終わらせるかは世界の平和秩序の行方を左右する大問題」と指摘したうえで「国際世論の力で侵略を止め、侵略者に責仼をとらせ、国連憲章に基づく平和秩序を回復する、という結着をつけましょう!」と呼び掛けている。

(編集担当:森高龍二)