ロシア海軍が28日、日本海域で約100キロ先の模擬標的に向け対艦巡行ミサイルを発射し、直撃した訓練実施に関し、岸田文雄総理は同日、「本日、ロシア国防省が日本海において、太平洋艦隊のミサイル艦艇が巡行ミサイルの発射訓練を実施した旨を発表したということは承知している。政府として、ロシア軍の動向について引き続き注視していく」と記者団に答えた。


 岸田総理は「ミサイル発射に関するロシア側の意図について申し上げることは控えるが、ロシアのウクライナ侵略が続く中、我が国周辺を含む極東において、ロシア軍がその活動を活発化させており、政府として、こうしたロシア軍の動向について、引き続き、注視していく」とした。


 そのうえで「ロシア側とは必要に応じ、外交上のやり取りを行っている。その内容については従来から明らかにすることは控えている。政府としてロシア軍の動向について引き続き注視していくし、今後とも必要なやり取りは行っていきたい」と強調した。(編集担当:森高龍二)

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