【写真】アイドルユニット「SAISON」に加入した石田晴香
──1年間限定アイドルユニット「SAISON」に途中加入した経緯を教えてください。
石田 SAISONの(鈴木)まりやとはAKB48時代からの友達で、新しくアイドルグループを始めるというのを知った時に、「ワンマンライブがあったら行きたい」と伝えていたんですけど、まさか自分が入るとは思っていなかったです。加入のきっかけは今年5月1日に開催したまりやの生誕祭で、打ち上げに参加した時に、まりやから「SAISONに入ったらいいのにー」と言われてそこからどんどん話が進みました。
──またアイドルをやりたい気持ちはあったんですか?
石田 正直あんまり考えたことはなかったです。今はゲーム番組のMCやアシスタントのお仕事をさせていただくことが多くて、そこから知ってくださった方は、私のことをアナウンサーと思っていて、元AKB48と言うと驚かれるんですよ。別にアイドルの気配を消しているつもりはないんですけど(笑)。元AKB48という肩書きがなくても、お仕事させてもらえているのはうれしいことなので、またアイドルに戻りたいとは思わなかったんですよね。
──今のお仕事に満足していたと。
石田 ですね。ただ今のお仕事でファンの皆さんに直接会う機会は、ゲームショーなど年に片手で数える程度しかないんです。
──最近のアイドルシーンに興味はあったんですか?
石田 ハロー!プロジェクトさんが大好きなので、『ハロドリ!』という番組は毎週録画して見てますし、最近もOCHA NORMAやハロプロ研修生のライブを見に行ってます。だからミーハーな動機で加入した訳ではないですけど、OCHA NORMAも出るTIFにSAISONも出られたのは純粋にうれしくて(笑)。ただアイドルシーン全体は追っていなかったですし、ハロプロさんも一ファンとして応援しているだけで、「振りコピしてみよう」みたいなこともなかったです。
──AKB48の卒業は、どういう理由で決めたんですか?
石田 卒業したのが約6年前なんですけど、卒業するちょっと前ぐらいから声優活動を始めていたんです。その前にも、「AKB0048」というアニメの主要キャストを決めるために、AKB48の中でオーディションをして、その中から選ばれた私も含めた9人で「NO NAME」というユニットでの活動もしました。その後も、個人で細々と声優活動をさせていただいたのもあって、AKB48と声優の二足のわらじだと、どちらの活動も中途半端になっちゃうと思ったので、声優に集中して活動していこうと決断して卒業しました。
──声優になりたい気持ちは、AKB48に入る前からあったんですか?
石田 アニメ自体は子どもの頃から大好きだったんですけど、声優さんになりたい気持ちはなかったです。
──そもそもAKB48に入ったきっかけは?
石田 当時は、ハロプロさんのことは知っていたんですけど、今のようにファンではなかったんです。アイドル自体に興味がなかったので、AKB48の名前すら知りませんでした。
──それで、どうしてAKB48に入ろうと思ったんですか?
石田 さらに話は遡るんですけど、小学生の時にドラマ版の『電車男』を見て、その中に出てくるメイドさんに憧れたんですよ。それで「メイドさんになりたい!」と。それは今も私の夢なんですけど(笑)。
──やろうと思えば、すぐにでも叶う夢だと思いますけどね(笑)。
石田 小学校の卒業文集にも「キラキラした秋葉原で、可愛いメイドさん、アニメ、フィギュアに囲まれて生活する!」って夢を書いていたんです。その頃は今よりもアニメにのめり込んでいたので、アイドルに関心を持こともなかったんですよね。ただ可愛い女の子が好きというのは一貫していて、同じ年の橋本甜歌ちゃん(てんちむ)が好きで、彼女の出ていた『天てれ(天才てれびくんMAX)』の大ファンでしたし、専属モデルを務めていた『ピチレモン』も買っていました。
『ピチレモン』には、いろいろな芸能事務所の募集広告が掲載されているページがあったんですけど、そのページを開いたら「あなたもAKB48になりませんか?」みたいな文字が飛び込んできて。一目見て「真ん中の子が可愛い!」と思ったのが、前田敦子さんでした。それを見て私もなりたいと思ったんです。
──よく名前も知らないグループに入りたいと思いましたね。
石田 ですよね(笑)。それでお母さんに「秋元康って人がプロデュースするアイドルグループのオーディションを受けていい?」と聞いたら、両親はおニャン子クラブ世代なので、「秋元先生のところならいいんじゃないか」と。何が何でも合格するという感じではなく、記念受験みたいな気持ちで応募したんです。『僕の太陽』が出たぐらいのタイミングだったんですけど、応募後に調べてみたら、めっちゃ良い曲ばかりで、メンバーも可愛い子ばかりだから、「絶対に受かりたい!」という強い気持ちでオーディションに臨んだら合格しました。
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