アイドルファンの間でも「面白い!」と話題の日向坂46冠番組『ひらがな推し!』(テレビ東京/日曜深夜1:05~)。2月10日に放送された「キン肉マン」特集はネット上でも神回と大絶賛され、アイドルファン以外にも“刺さった”放送回となった。
今、最も旬なこのアイドルバラエティ番組収録の裏側を名前に“愛(まな)”がある1期生・2期生コンビが紹介。さらに、2人の関係性にも迫ります。

──先日高瀬さんはSHOWROOMで「最近愛萌と仲がいい」とおっしゃっていましたよね。それもあって今回はお2人にお話を伺おうと思いまして。

宮田 その話題、すごくタイムリーです! ちょうど先日、2人で遊びに行く約束をしたばっかりなんですよ。

──おおっ! どちらへ行く予定なんですか?

高瀬 行き先はまだ決まっていないんですけど、お出掛けの定番のテーマパークみたいなところがいいかなって話しています。

──宮田さんは以前、潮紗理菜さんとお出掛けする約束をずっとしていながらなかなか実現できないとおっしゃっていましたが、こちらは実現できそうですか?

宮田 はい! たぶん紗理菜ちゃんよりまなふぃ(高瀬)さんとのお出掛けが先になりそうですね!

高瀬 そうなんだ。潮も相当優柔不断なところがあるからね~(笑)。

──さて、お2人は“愛奈(まな)”と“愛萌(まなも)”で名前も似ており、ʼ98年生まれの同い年で、さらに血液型も同じA型。なので一緒に居てシンパシーも感じ合ったりするのかなと思ったのですが実際どうでしょうか?

高瀬 性格は正反対ではないけど、似ているかと言われたら、う~ん……どうやろ(笑)?

宮田 どうなんでしょうね? でも私はまなふぃさんのこと、話しやすいし話し掛けに行きやすいって思っています。

高瀬 えっ、うれしい! 私、1期生のみんなにも「最初は話し掛けづらかった」って言われるくらいなので、話し掛けやすいなんて言ってくれる子がいるなんてうれしいです!

宮田 見掛けたら普通にしゃべり掛けに行っちゃいますから。

高瀬 確かに愛萌は最初の頃から積極的に来てくれていたよね? 『ひらがな推し』の運動会企画のときに「一緒に写真撮ってください」って来てくれたのをすごく覚えてるよ。


宮田 夕方頃ですよね! 実はあの日、朝から「私、今日まなふぃさんと写真が撮りたい」って2期生の子やスタッフさんに相談してたんですよ。だから朝からずっとまなふぃさんのことをチラチラ見ながら「いつ行こうか、どうしようか」ってドキドキしてました(笑)。

高瀬 え~っ!? そんなことがあったなんて全然知らなかった! でも今は普通に話し掛けてくれて本当にうれしい! やっぱり同い年というのが一番大きいのかも。

──同い年なら会話でジェネレーションギャップを感じることもないでしょうからね。

宮田 (松田)好花や(渡邉)美穂と話していると、1歳しか変わらないはずなのに聞いても分からないことがあるんですよ。もっと年下の子だと、「え、それが流行ったのが小学生の頃なの!?」みたいなこともあって(笑)。まなふぃさんもメンバーと話していてジェネレーションギャップって感じますか?

高瀬 私は普段特に仲がいいのが(3歳下の)柿崎芽実なんですけど、芽実と話していてギャップを感じることはそんなにないかな? あ、でも芽実が「ここに行きたい」と言ってくる場所は「あ~、い子だな~」と思ったりします(笑)。

──お2人の世代だと、小さな頃に流行したものといえば……。

宮田 私、まなふぃさんとの共通点を1つ知っているんですよ。まなふぃさん、SHOWROOMで「(とっとこ)ハム太郎が好き」って言っていましたよね?

高瀬 うん、めっちゃ好き!

宮田 私も小さな頃めっちゃ好きでした! 初めて観た映画もハム太郎だったし、ビデオも持っていたくらいなんですよ!

高瀬 私もハム太郎の映画観てた! うわ~、めっちゃうれしい!!

──一方、高瀬さんは海外に住んでいたこともありグローバル志向、宮田さんは御朱印巡りが趣味な“和風娘”ですから、そこの感覚は逆なのかなと。

宮田 言われてみればそうですね。

高瀬 うん。
ただ、それによって考え方が逆と感じたことはないです。私もイギリスに住んでいた期間より日本でいる期間の方が長く、だんだん“グローバル感”も薄れてきていますから(笑)。

──では、一緒にお仕事をしたり親しくなるにつれて見えてきたお互いの魅力はどういう部分でしょう?

高瀬 愛萌は、すごく自分を持っているなと思います。周囲にどう見られようともしっかり自分を持っていて、それを表に出しているところがすごいなって思いますね。

──自分を貫いている、と。

宮田 それは自分でも意識しています。誰にどう思われても「私はこれが好きだ」というところはハッキリさせたいので。まなふぃさんは最初おとなしい方なのかなと思っていたんですけど、実はすごく面白い! すごく賢いんですよ。

高瀬 愛萌ほどじゃないよ~!!

宮田 頭の回転が早いなって思います。発言が的確で、言葉選びのセンスもいいなって思うんですよ。

高瀬 いやいや!! う~ん、でも“的確”というのはメンバーにも言われます。ついズバッと言っちゃって後悔することもあるんですけど。


──他のメンバーも「まなふぃさんはツッコミが鋭い」と言っていました。『ひらがな推し』の収録中、いつもマイクに拾われないくらいの小さな声で面白いツッコミを入れている、と。

宮田 そうなんですよ! めっちゃ面白い!!

高瀬 えっ、みんな聞いてたんだ?

宮田 聞いてますよ~! 面白いし、反応が早い! (MCの)若林(正恭=オードリー)さんより反応が早いときもあるから、まなふぃさんにはマイクを付けていてほしいなっていつも思っています!

高瀬 え~、うれしいな~!

──高瀬さんには今後ツッコミとしての活躍を期待します! 『ひらがな推し』では宮田さんのぶりっ子キャラが開花しましたが。

高瀬 大ブレイクですよね! いつも「すごいな~」って思いながら見ています。やろうと思ってできることじゃないですよ、あれは。本当に才能だと思います!

宮田 いやいや! 全然!

高瀬 愛萌はワンパターンじゃなくていろんなバリエーションのぶりっ子を持っているから、すごいな~って!

──ぶりっ子の幅の広さは天性のものですか? あるいは研究していたり……?

宮田 “研究”ってほどじゃないんですけど、もともと私、中学や高校の頃から「ぶりっ子」とか「あざとい」って言われていたんですよ。その言葉を私は褒め言葉だと受け取って、どんどんその方向に進んでいきました(笑)。

──日向坂46メンバーのいろんな魅力が世に出るきっかけとなった『ひらがな推し』ですが、もうすぐ放送開始から1周年ということで、お2人に思い出を振り返っていただきたいのですが。

宮田 まず、「スナック眞緒」(井口と宮田による企画)開き過ぎ!

高瀬 アハハ! でもめっちゃすごいと思うよ!

──『月刊エンタメ』本誌の昨年9月号で井口眞緒さんと宮田さんにインタビューしたとき「『スナック眞緒』でメディアの方からオファーをいただけたら」とおっしゃっていましたが、それが今や地上波ですからね。

宮田 本当にそうですよね。まさかここまで広がるなんて!

高瀬 うんうん! 「スナック眞緒」もそうだし、そもそも『ひらがな推し』は印象に残っていない回なんてないんですよ。どの回も鮮明に覚えています! それに、愛萌は特に『ひらがな推し』で才能を開花したと思います。


宮田 本当ですか? 私、実はバラエティに苦手意識があって……

高瀬 嘘でしょ!?

宮田 周りの人がアシストしてくれるから上手くやれているように見えるだけで、本当は消極的なんです……。

高瀬 そうなの? でも“ぶりっ子”という武器があるのは強いですよね。何をしようか迷ったときも武器があると戦えるから。

──高瀬さんは以前ブログで「バラエティで素が出せなくて、スタッフさんに相談した」と書かれていましたが。

高瀬 素が出せないのは今も変わっていないんですけど(苦笑)。

──スタッフさんから何かアドバイスはもらいましたか?

高瀬 バラエティで前に出るメンバーと控えめなメンバーって結構分かれているじゃないですか。私は後者だし、後者のメンバーの方が親しかったりするんですよ。でも、それに引っ張られちゃダメだ、と。「高瀬はしゃべれるんだから、もっと前に出た方がいいよ」とは言っていただきました。まぁ、まだまだ自ら発言するのはやっぱり難しいんですけど。

宮田 分かります、自ら前に出て行くのは難しいですよね。そんな中で、私が参考にしているのは丹生明里です。
いつもリアクションが大きいじゃないですか。

高瀬 そうだね~!

宮田 だから私もできるだけ大きなリアクションを取ろうとは思っています。……と言っても、丹生明里のアレは“天然”だから真似するのは難しいんですけど(笑)。

高瀬 アハハ! 丹生ちゃんは意識してリアクションしているわけじゃないからね。

──そして最近のオンエア(2019年1月7日放送回)だと、お2人は年始の運勢ランキングでフィーチャーされました。

高瀬 悪い意味で、ですよね……。

宮田 私なんて今年の運勢最下位ですよ!? もう、シンプルに悲しい!

高瀬 いやいや、バラエティ的に最下位はオイシイと思うよ! 私みたいな“下から3番目”が一番悲しいから!

──でも、あのとき占い師の濱口善幸さんが「けやき坂46は3月に願いがかなう」と言っていたじゃないですか。シングルリリースなど、それが現実になりましたね。

宮田 あの回の収録時はまだシングルデビューの話も聞いていなかったから、本当にびっくりしました! すごくうれしかったんですけど、「占いって当たるんだ!」と思ったら悲しくなりました(笑)。

──運勢最下位の信憑性が増したわけですね……! では最後に、『ひらがな推し』によってバラエティ力が伸びているメンバーというと誰でしょう?

宮田 (富田)鈴花ですね。

高瀬 分かる。頑張ってるもんね!

宮田 どれだけスベっても、どれだけオンエアでカットされても、めげずに前へ出て行く精神は本当にすごいなって思います。
鈴花を見ると「私もめげずに頑張らなきゃ」って気持ちになるんですよね。

高瀬 うん、あの姿勢は尊敬する! 成長という意味では井口眞緒ですね。昔はしゃべり出したら止まらなくて収拾つかなくなることが多かったんですけど、最近はそれがなくなってきました。

宮田 以前は眞緒ちゃんの暴走を止めるのは紗理菜ちゃんの役割だったんですよ。でも今は眞緒ちゃん自身で暴走に気付くようになったと思います。

高瀬 しかも、収録の後にマネージャーさんやスタッフさんに意見を伺って、ちゃんと次に生かそうとしているんですよね。

──暴走しているように見えて、しっかり研究しているんですね。

高瀬 はい。でも、結局また次も暴走しちゃうんですけどね(笑)。

宮田 そしてまた反省会が始まります(笑)。

──さて、本編の対談は前ページで終わりですが、最後はボーナストラックとして、名前、年齢と共通点のあるお2人は、果たして相性はどれぐらいいいのか、答えを同時に言っていただく共通点クイズに挑んでいただきます。まず第1問。海外旅行に行くとしたら?

高瀬 せ~の、イギリス!

宮田 フランス! あ~、惜しい!

高瀬 でも、同じヨーロッパというところは共通してるよ!

──では第2問。鍋料理、今食べたいものは?

高瀬 鍋って1種類しか思い浮かばないんやけど……。

宮田 え!? う~ん……、でも私は素直に食べたいものを答えます!

高瀬 せ~の、キムチ鍋!

宮田 鶏だんご鍋!

高瀬 いや私、キムチ鍋しか知らないから……。

宮田 まなふぃさんは辛いものが好きじゃないから、絶対キムチ鍋はないと思ったんだけどなぁ。

──鶏だんご鍋というのもなかなかレアなチョイスだと思いますけどね。

宮田 そうですか!?

高瀬 絶対出てこないよ(笑)。

宮田 え~っ!? めっちゃメジャーだと思ったんですけど!

──では第3問。オフの日にすることといえば?

高瀬 せ~の、お出掛け!

宮田 読書と本屋さんに行く!

高瀬 おっ! 「本屋さんに行く」っていうことは……。

宮田 実質「お出掛け」です! 読書も移動中にできますから!

高瀬 答えがそろった~!!

──若干こじつけのような気もしますが……(笑)。では最終問題、今飼いたいペットは?

宮田 これは現実的に飼うことを考えて答えた方がいいですか?

──動物であれば何でもいいですよ。ハムスターとかでも。

高瀬 ……えっ。 ―あっ。もしかして……。

高瀬 ハムスターって言おうと思ったんですけど……。

宮田 私もハムスターだと思ってました!

──すみません! 問題をつぶしてしまいました!

高瀬 さっきハム太郎の話をしたから、ここは絶対ハムスターで一致すると思ったんですよ~(笑)。

──確かに……。ということは4問中2問一致です! そんな結構相性の良い“まなまなコンビ”がお仕事で何かをするとしたら?

高瀬 番組でロケに行きたい!

宮田 いいですね! じゃあ、まなふぃさんは最近御朱印帳を買ったということなので、私のおすすめの神社を一緒に巡りませんか?

高瀬 行きたい! 楽しそう~!

──せっかくなら高瀬さんのおすすめの場所も巡りましょう。

高瀬 だったら、遊園地に行きたいです!

『ひらがな推し』のプレゼン大会でも書いたんですけど、採用されなかったので(笑)。

宮田 それなら普通に、今度遊びに行く場所を遊園地にしましょうよ!

高瀬 本当に!? うれしい! じゃあ一緒に行こう!!

たかせ・まな
1998年9月20日生まれ、大阪府出身。 A型。157センチ。1期生。 ニックネームは「まなふぃ」。 柿崎芽実と仲良しでファンからは「めみふぃ」の愛称で呼ばれる。オーディションで隣だった柿崎に年下だと思われていた。

みやた・まなも
1998年4月28日生まれ、東京都出身。 A型。158センチ。2期生。 ニックネームは「まなもってぃー」。自身のブログで連載投稿していた「スナック眞緒物語」が急遽休載。中途半端なものを掲載したくないというストイックな理由に、ファンも驚いた。
最強のアイドルバラエティ『ひらがな推し!』の裏側 日向坂46高瀬愛奈&宮田愛萌

日向坂46デビューシングル『キュン』
3月27日発売
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