【写真】スキャンダルを振り返る有村昆
「 “あれ”が去年の5月でしたので、もう1年半ぐらいは経ちますかね。僕のいまの心境をお話すると、まずやってはいけないことをやってしまったという罪の意識はあります。当時はめちゃくちゃ落ち込みましたし、お仕事の関係者や周囲の方々に大変なご迷惑をおかけしたことも事実です。元奥さんだったり、ウチの子供も含めて、家族、親類にも迷惑をかけてしまった。自分自身の軽い行動によって、本当に多くの人たちを振り回してしまったことに関して、本当に深く反省しました。3カ月間ほど謹慎といいますか、自粛期間をいただいて自分自身を見つめ直し、 なんでこんなことを起こしてしまったんだと、本当に深く考えましたね」
コロナ禍の緊急事態宣言下だった21年4月、有村はセクシー女優とラブホテルで密会。
「自分の性格を見つめ直して出てきた答えは『やっぱり僕はモテたかったんだ』ということに行き着きました。 結婚して、子供もいて、40代中盤のオジサンになっても、僕の中には昔のモテなかった自分がいるわけですよ。学生時代、体育会系の男子が女子からキャーキャー言われているのを遠くから羨ましがりつつ、僕は友達と三国志のクイズを出し合っているような生徒だった。あの頃の羨望というか、怨念がずっと残っている。それが、たまたまちょっと派手な業界に入れてもらってチヤホヤされることで、文化系の逆襲の念が祟って、自分がまるでモテてるんじゃないかという錯覚に陥ってしまったんですよね…」
「身から出たサビとはいえ、記事が出た直後の嵐のような状況はキツかったです。家の前を1歩出ると、記者さんがたくさんいる。あの時は周りは全員敵なんじゃないか、いう気持ちになりましたし、それだけのことをしてしまったという反省もしました。
ずっと家に引き篭もってたんですけど、そういう時に連絡をくれる友人とか、タレントの方々は本当に有り難かったですね。
狩野英孝さんからは、『自粛中とはいえ、なにかしてないとメンタルやられちゃいますよ』と言われて、いくつか『やること』を教えてもらいました。例えば、植物を育てるとか。プチトマトでも、かいわれ大根でもなんでもいいんですけど、植物って世話をすれば育ってくれるじゃないですか。日々の成長を見守るというのは、心の安らぎになるということを知りました。
あとは、掃除です。入江さんの清掃会社で働かせてもらったんですよ。朝の8時半に集合して、車でいろんな現場を回って、黙々とエアコン掃除をやらせていただいたり…。掃除って、すべてを忘れて集中できるし、キレイになった時の達成感もあるじゃないですか。やっぱり先人の皆様の経験と実績は参考になったし、ありがたかったですね」
スキャンダルで傷を追い自粛に追い込まれた「先輩」たちのメソッドは、そのあとに続いた「後輩」にも申し送りされたという。
「僕の後に傷を追った、TKOの木本さんにもすぐ連絡して声をかけさせていただきました。
【後編はこちら】有村昆、スキャンダル後男性からの応援が急増「ピンチはチャンス、セクシー映画や不倫映画を紹介」