雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。
第206回となる今回の観測期間は2月7日(火)~2月13日(月)。

【関連写真】『AKB48G歌唱力No.1決定戦』ユニット戦の様子

AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』。第5回大会の個人戦予選審査が1月19日(木)・20日(金)に行なわれ20名の決勝大会進出者が決定したのは当コラムでも先日お伝えした通りですが、今大会では3人1組によるユニット戦も初開催。2月10日(金)に『ユニット戦予選』の審査の模様がCS TBSチャンネル1で放送されました。

今回の予選は全10曲の課題曲の中から本人が選んだ1曲を披露し、そのVTRを審査員3人が採点するというルール。審査員を務めるシンガーソングライター・佐藤嘉風は「各々の歌唱力だけじゃないハーモニーの作り方とか、ハモりパートの歌い方とかが気になります」、元AKB48で演歌歌手の岩佐美咲は「3人でやるってなるとそれぞれ曲の出せるキーも違うと思いますし、どういう曲をチョイスするかというのが個人戦以上に大事」、『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE』にコーラスとして参加している会原実希は「横に味方が2人いるという状況で、どう作用してくるか」をそれぞれ見どころとして挙げました。

エントリーした14組全42名がしのぎを削った末、予選を1位で通過したのはコレサワ『たばこ』を歌唱したNGT48・三村妃乃&清司麗菜&新井りりのによるユニット。歌唱VTR直後には審査員全員が彼女たちの名前を真っ先に挙げ「歌い終わりの丁寧さ、完成度の高さとか。もちろんコーラスの美しさ、ソロのうまさも素晴らしかった」(佐藤)、「個々のレベルが高いので、ハモりだとか3人で合わせることもしつつ、ソロのパートではそれぞれの個性も出していて、ユニットとしてレベルの高い歌だった」(岩佐)、「素晴らしかったですね。気迫も頭一つぶん抜けているような感じで、鳥肌が立ったユニットでした」(会原)と絶賛。予選順位確定後には「納得の結果」という佐藤の発言も。

三村はこれまで第2回から第4回にかけて3大会連続で決勝大会入賞を果たしていたものの、第5回の個人戦では惜しくも予選敗退。
そのためユニット戦に懸ける思いはきっと並々ならぬものがあったはず。ハモりのアレンジを三村自身が手掛けており、番組公式twitterの動画でも「この3人だったらマジで優勝を狙えるって自信を持って言えるので」「決勝大会に行って上を目指したいなと思います」とコメントを残していたほど。言葉に違わぬ実力で個人戦のリベンジを果たせるのか、注目が集まります。

もっとも、ユニット戦予選2位にはAKB48・小田えりな倉野尾成美&川原美咲、同3位には坂本愛玲菜秋吉優花&市村愛里など、決勝進出者は強者揃い。ハイレベルな戦いが予想されるユニット戦の決勝大会は3月2日(木)に開催。翌日開催の個人戦決勝大会と共に、見逃せない2日間になりそうです!

【あわせて読む】『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』でSTU48研究生大健闘、審査員も「異次元ですね」

■極私的テレビ欄
[2月15日(水)~2月21日(火)]
ライター左藤氏が個人的にチェックしようと思っている今週オンエアの番組を簡単な内容とともにご紹介。

◆2月16日(木)
『AKB48 サヨナラ毛利さん』
日本テレビ/毎週木曜24:59~/出演:AKB48
「17期研究生お悩み相談会!」後半戦。研究生が先輩からファン対応を伝授

◆2月19日(日)
『乃木坂工事中』
テレビ東京/毎週日曜24:00~/出演:乃木坂46
「乃木坂46ソングマスター決定戦」。ヒントから乃木坂46の楽曲を当てられるか

◆2月19日(日)
『そこ曲がったら、櫻坂?』
テレビ東京/毎週日曜24:35~/出演:櫻坂46
「5thシングルヒット祈願」後編。無事山頂に辿り着くことはできるのか?

◆2月19日(日)
『日向坂で会いましょう』
テレビ東京/毎週日曜25:05~/出演:日向坂46
「抜き打ちカバンの中身チェック」後半戦。四期生のカバンを徹底チェック
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