指原自身が「今回は個人的な思い出が強い。昔の懐かしい曲も入れた」と語る通り、AKB48の最終オーディションで歌った『BINGO!』、バックダンサーとして劇場公演デビューを果たした『純情主義』(指原はバックダンサーとして出演、センターは6月21日にHKT48を卒業する岩花詩乃)、初めて選抜に選ばれた『大声ダイヤモンド』など思い出深い曲がラインナップされる中、一際会場が沸いたのが19曲目『ALIVE』だった。
曲の途中、ステージ上に8メートル級の巨大恐竜が登場する。これは2015年6月に初の全国ツアーのファイナルとして開催された横浜アリーナ公演へのオマージュ。当時はステージ上に3頭の巨大恐竜が出現し、メンバーの冨吉明日香が食べられてしまうという演出だった。
この日も恐竜から逃げ惑うメンバーたち。指原の「誰かー! 助けてー!」の声にステージ後方から助っ人が現れる。今年3月にHKT48を卒業した冨吉明日香その人。「今回はゲストは呼ばないつもりだったんですけど、恐竜の時に冨吉だけ出てもらいたいなって思って」(指原)と、メンバーにも秘密の演出。これにメンバーたちは恐竜が登場した時以上の驚きの声を上げる。
冨吉は今回もあっけなく恐竜に食べられるも、その後2期生で歌った『キレイゴトでもいいじゃないか?』『僕らのStand By Me』にも参加。(メンバーにもサプライズのゲストだったため、長めの企画コーナーの間にバックステージで2期生と立ち位置を調整した)
現在9人が在籍しているHKT48 2期生は、6月に駒田京伽、岩花詩乃の2人の卒業を控えている。
駒田京伽の卒業公演は6月17日(月)、岩花詩乃の卒業公演は6月21日(金)に開催される。