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たとえばアニメ『SPY×FAMILY』(テレビ東京系)のロイド・フォージャー役などで知られる声優・江口拓也も、同じく『鬼滅の刃』へ思いを馳せていた一人だ。
彼が出演の意欲を覗かせていたのは、トークバラエティ番組『声優と夜あそび』(ABEMA)の2019年5月放送回でのこと。ゲストに竈門炭治郎役の花江夏樹を迎えて同作の魅力に迫ったところ、江口から「出たいなぁ。『鬼滅の刃』に出たい」と本音がこぼれ出す。
その後も共演者の安元洋貴とともに、「どうやったら出られますか?」「コネとかないんですか?」と花江におねだりしていたが、「そういうところは僕はフェアなんで。先輩ですけど、そこはオーディション受けてください」とアッサリ退けられてしまった。
しかしそれから約1年半後、江口は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で「結核の青年」役を射止めている。
役柄的にはチョイ役であるものの、翌年に放送されたテレビアニメ版でも同じ役を続投。アニメ第1話の終盤で青年が小さく咳をしただけで、「江口拓也」がトレンド入りを果たすほどの盛り上がりを見せていた。
また、人気ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』で置鮎龍太郎が演じている刀剣男士「日光一文字(にっこういちもんじ)」にも、ちょっとしたエピソードが隠されている。
同キャラクターの実装が発表されたのは2020年8月のことだったが、実は2017年に置鮎は自身のTwitter上で「刀剣に、我が需要はないのか!(←出たいw)」と訴えていたのだ。
そして日光一文字のキャラクターボイスが置鮎だと明らかになるや否や、当該ツイートの存在が大きな話題に。足掛け3年越しの抜擢に、ファンから温かい声が集まったのは言うまでもない。
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』(TOKYO MX ほか)で主人公の空条徐倫を担当したファイルーズあいは、同作について並々ならぬ想いを明らかにしていた。
彼女が『ジョジョ』シリーズと出会ったのは中学生の頃。なかでも徐倫は声優を志す動機となったキャラクターでもあり、人生で初めて声の演技をしたのも『ジョジョ』の朗読会だったそうだ。
ちなみに、2019年9月に「ニコニコニュース オリジナル」で掲載されたインタビューでは、当時の経験がきっかけとなり「ジョジョがアニメ化したら出演したい。私が徐倫のことを助けるキャラクターの役を演じたい」という想いが芽生えたと告白している。
青春時代の出会いから約12年後、ファイルーズはオーディションを経て徐倫役を射止めることに。サポート役どころか、徐倫本人の大抜擢に、当時彼女は「本当に大好きな作品で、今はもう、言葉にできない気持ちでいっぱいです」と万感の思いをツイートしていた。
また今のところ実現には至っていないが、映画『風の谷のナウシカ』のナウシカ役などで知られる島本須美は、2021年に「『アニメージュとジブリ展』一冊の雑誌からジブリは始まった」が開かれた際に、『機動戦士ガンダム』シリーズへの出演を熱望している。
さらに漫画『呪術廻戦』第195話に、『鬼滅の刃』のおもちゃ「DX日輪刀」が登場して話題を集めたときには、花江がTwitter上で「僕も呪術に出られるんですか…?」と参戦への意欲を覗かせたことも。
いつか2人の夢も叶う日が来るのか、吉報を楽しみに待とう。
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