幼い頃からドラマやTV番組に出演していた女優・芦田愛菜は、2年連続でCM露出タレントトップ3に選出された。映画・ドラマ・CM・バラエティなど、様々な分野で著しい活躍を見せる彼女の努力は計り知れない。
本記事では、芦田愛菜の努力家としての一面を掘り下げ、彼女の人間性に迫る。

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「日本を代表する天才子役は誰か」と聞かれ、日本人の多くが最初に思い浮かぶのは芦田愛菜ではないだろうか。

3歳で芸能界に入り、5歳の時に出演した『Mother』で、その演技力を高く評価され話題になった彼女。大人の女性へと成長した今でもなお、第一線で活躍し続けている。「天才」とのイメージが強い彼女だが、「好きな言葉は努力です」とインタビューで答えるほどの努力家。

2014年に行われた「沖縄国際映画祭」の『円卓』の舞台あいさつにて、行定勲監督から「天才子役って言われていますが、すごく努力している子で、台本を300回読むんですよ(笑)。『台詞覚えが悪いんですよ』って最初に言われて、現場に来てから台本を見てるところなんて見たことないんですよ」と、主演した映画の監督からも努力を称賛されている。

さらに、ドラマ、CM、映画、バラエティー番組のMC、声優と多岐にわたる分野で活躍しているにも関わらず、慶応義塾中等部へ受験し合格。芸能活動がしやすいとの理由から慶應義塾中等部への進学を選んだとのことだが、同校の偏差値は70以上。一朝一夕の勉強だけでは進学できるはずがない。芸能界の第一線で仕事をこなしながら受験に合格した彼女は、12時間以上の受験勉強をしていたとの話もあるほどで、彼女の粘り強さや継続力に驚かない人の方が少ないだろう。

また、勉強以外にも彼女は読書家としても知られ、年間300冊の本を読んでいるとのこと。


文部科学省によれば、日本人の1か月の平均読書量は、小学生が7.5冊、中学生が2.5冊、高校生が1.5冊となったそうだ。日本人の平均的な読書量と比較しても、1ヶ月当たり25冊程度を読む芦田愛菜の読書量の多さは一目瞭然だ。

幼少期から現在に至るまで女優として高い評価を得ている彼女の豊かな表現、深い言葉で語られる名言の数々も、知識が豊富な彼女だからこそ生み出されたものだと推測できる。

そんな努力家の彼女は、どのように考え、どのような発言をしているのだろうか。芦田愛菜は、インタビューやテレビ番組にて、努力についてこう答えている。

「『努力は必ず報われる。報われない努力があるとすれば、それはまだ努力とは言えない。』という王貞治さんの言葉に、とても共感しました。何かをする時にはいつも、その言葉を忘れないように心がけています」(TBS『ゴゴスマ』2020年10月6日放送)

「人が見ていないところで努力できる人だったり、誰かのために動ける人はかっこいいなって思っていました。自分自身もそういう人になれたらいいなと思います」(「MEN’S NON-NO WEB」2020年10月3日)

これらの言葉からも、常に努力を惜しまない姿勢を感じる。そんな彼女の物事へのぞむ姿勢や、他の人であれば途中で諦めてしまったり休みたくなってしまうような状況を楽しみながら取り組む心構えが、多くの人を惹きつけている。

また、彼女は「人生で迷ったときどのように答えを出すか?」というインタビューで、「悩んだときは自分の中で考えて、一番納得して行動できる答えみたいなものを探すようにしています。
行動を起こした後、結果は決まっているので、あとはなるようなるしかないと」と答えている。前述の通り、弛まぬ努力を継続できる彼女だからこそ、「やるだけのことはやったので、あとは結果を受け入れるだけ」と言えるのだろう。

今回紹介した数々の名言たちから分かるように、芦田愛菜の輝かしい実績の背後には、努力という大きな要素が絶え間なく存在している。そんな彼女の活躍から今後も目が離せない。

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