乃木坂46の公式ライバルとして誕生したグループ「僕が見たかった青空」。8月30日にデビューシングル『青空について考える』をリリースした彼女たち23人の魅力に迫るべく、全員のインタビューと撮り下ろしカットをお届けする。
今回は神奈川県出身の15歳、「あみ」こと金澤亜美(かなざわ・あみ)のインタビュー。

【写真】金澤亜美の撮りおろしカット【9点】

──インタビューを受けるのは好きですか?

金澤 緊張するから苦手です。話すのが得意じゃないので。

──小さい頃からそうだったんですか?

金澤 クラスで前に出て発表するとかあるじゃないですか。泣きそうなくらい嫌でした。泣いたこともありますし、泣いた結果、発表しなかったこともあります(笑)。

──そんな人がこの世界に入ってきて、大丈夫ですか(笑)?

金澤 5月から活動が始まって、インタビューを受けても目を合わせるのが苦手で違う方を向いていたし、泣いてしまいました(笑)。何か月か経って、やっと目を合わせられるようになったし、泣くこともなくなりました。

──成長しましたね。メンバーからはどんな人だって言われますか?

金澤 メンバーもファンの方も「かわいい」と言ってくれますけど、自分ではそうは思っていません。それに自分としてはかわいいだけの人になりたくなくて。ちゃんと自分を持っている人になりたいです。


──芸能界に憧れている人はいますか?

金澤 はい。その方はかわいくて雰囲気も大人しいタイプですけど、ちゃんと強い芯を持っている方で、私もそういう人になりたいです。

──8月30日、ついにCDデビューしましたね。

金澤 自分の声が入ったCDが発売されているなんて、今でも信じられません。ずっとアイドルに憧れていたので……。夢だったアイドルになれて、この曲を聴いた方が「夢って本当に叶うんだ」とか「夢を叶えることってすごく幸せなことなんだ」って思っていただけるように、これかの活動を頑張っていこうと決心しました。私は話すことは得意じゃないけど、気持ちをパフォーマンスで届けられる人になりたいです。

──ダンスはいかがですか?

金澤 バレエを4年間習ってきました。細かい手の動きとかはアイドルのダンスと近いものがあって、バレエの経験が少しは役立っています。でもバレエよりも役立っているのは、中学生の頃から自己流でやってきたアイドルダンスです。家の鏡の前でずっと踊っていました。好きな曲の振り付けを覚えてはお母さんに見せていました。
この世界に入ってから、「振り覚えが早いね」と褒めてもらえるのは、そのおかげです。

でも、合格してレッスンを始めたばかりの頃の動画を見ると、表情が硬くて。今はほかのアイドルの動画を観ながら研究しています。アイドルになる前は、ただ「かわいいな」と思って見ていたけど、最近は「ここでこういう表情をするのか」という視点で見るようになりました。

──合格した瞬間のことは覚えていますか?

金澤 どうしようって思いました。私は3回目のオーディションだったんですけど、本当にアイドルになれると思わなかったので。お母さんに伝えたら、ビックリしていました。喜びよりも、困惑していたと思います。

──親御さんは応援してくれていますか?

金澤 とっても! よく連絡が来て、「カメラが近づいてきたら、リアクションしよう」とか、お披露目の前日は「おなかから声を出そう」とか(笑)。ステージ上でおなかから声を出すことを意識して挨拶をしたら、「できてたよ。頑張ったね」って褒めてくれました。

──お父さんは?

金澤 『CDTVライブ!ライブ!』をフル歌唱で披露させていただいた日の映像を私がいるときを見計らって再生するんです。
しかもスローで(笑)。本当に嫌だぁ~!

──どんなアイドル生活が理想ですか?

金澤 次の仕事がどんどんやってきて、これをやったら、次はこれ、それが終わったらまた次の現場……みたいな毎日が理想です。いつかそういう生活をしてみたいです。そんな生活をしているのに、忙しいのは顔に出さず、テレビではニコニコ……そういうのがカッコいいなと思います。

──歌番組にいくつか出演しましたが、驚いたことは?

金澤 照明に当たると、あんなに暑くなるんだって初めて知りました。あと、セットって部屋全体がそうだと思っていたので、カメラが映さないところにはセットがないんだとびっくりしました(笑)。

──僕青がどんなグループになったら嬉しいですか?

金澤 みんなが名前を知っているグループです。メンバーは23人いるので、全員の名前を覚えてもらうのは難しいかもしれないけど、僕青と聞いたら、「あー、あのグループね」となるようなグループになったら嬉しいです。

(取材・文/犬飼 華)
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