雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。
第238回となる今回の観測期間は9月26日(火)~10月2日(月)。

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2020年と2022年にひかりTVなどで放送・配信された日向坂46の冠バラエティ特番『大好き!日向坂46』が、今年も帰ってきました。約1年半ぶりとなる今回は『大好き!日向坂46 ~2023~ 芸能界おひさま化計画&ライブ映像蔵出しSP』(Lemino)と題し、9月22日(金)配信の前編、29日(金)配信の後編、合わせて4時間の大ボリューム。

「日向坂学園」を舞台に、新聞部・料理部・実験部・書道部・漫画部・枕投げ部の6つの部活動に四期生たちが仮入部するという形で、さまざまな課題にチャレンジしていきました。

『大好き!日向坂46』シリーズの特徴といえば、日向坂46メンバーに加え多くの芸人が登場するところ。今回もヒコロヒー、トム・ブラウン、きつね、ZAZY、岡田圭右、東京ホテイソン、中野周平(蛙亭)が登場し、一緒に料理をしたり、デッサンをしたり、枕投げを楽しんだり。


中でも筆者個人的に一番面白かったシーンが、実験部による「トム・ブラウン みちおの“おひさま化実験”」。みちおと仲を深めることで日向坂46のファンになってもらうことができるかを検証しました。

まず最初は丹生明里が挑戦者となり、リンゴを潰すみちおのパワーを褒めたり、ボイスパーカッションが得意なみちおとラップでセッションをして和やかな空気を演出。しかし、ここで終わらないのが日向坂46。加藤史帆がみちおの筋肉を触ってその匂いを嗅ぎ、さらに富田鈴花・平尾帆夏・山下葉留花がみちおを「カワイイ!カワイイ!」と過剰に褒め、最後はなかば強引にウサ耳を装着させて部屋の中を行進!

昔から日向坂46と芸人の親和性は高く、これまでアンガールズ田中卓志へのドッキリ(『日向坂で会いましょう』)だったり、かまいたち・濱家隆一vs加藤史帆(『かまいガチ』他)だったり、さまざまな場所で名場面(因縁?)を生み出してきました。その系譜を今回の『大好き!日向坂46』で四期生が継承。
今後四期生がどんな芸人と化学反応を起こしていくのでしょうか?

あと四期生で印象的だったシーンといえば、書道部の川柳大会では宮地すみれが「本当は 下の名前で 呼ばれたい」と川柳を発表した場面。石塚瑶季にイジりで付けられたあだ名「すみレジェンド」や「レジェ」ではなく「すみれ」と呼んでほしいと懇願していましたので、ファンの方はぜひ「すみれ」と呼んであげてください!

ところで、9月30日(金)には『セルフ Documentary of 日向坂46』(CS TBSチャンネル1)の放送もありました。この回は岸帆夏、正源司陽子、竹内希来里の3人がアイドル1年目の思い出を回想。竹内と岸は活動を休んでいた期間の正直な気持ちを語ったほか、正源司は楽曲『シーラカンス』でセンターを務めた時の心境を告白。困難にぶつかりながらもメンバー同士が互いに助け合い、絆を強めながら前へ進んでいる四期生の姿が伺えました。今年の9月で加入1周年を迎えた四期生の、2年目の活躍に期待です!

【あわせて読む】『日向坂で会いましょう』上半期ニュース、四期生を悩ます“たまハラ”が明らかに?

※『アイドル番組定点観測』は今回で最終回となります。
これまでご愛読いただき本当にありがとうございました。

「アイドル番組 極私的テレビ欄」
[10月4日(水)~10月10日(火)]
ライター左藤氏が個人的にチェックしようと思っている今週オンエアの番組を簡単な内容とともにご紹介。

◆10月6日(金)
『ノイミーステーションTV』[新]
ABCテレビ/毎月第1金曜25:34~/出演:≠ME
≠ME初の地上波テレビ冠レギュラー番組。スタジオを飛び出してロケに全力挑戦

◆10月8日(日)
『乃木坂工事中』
テレビ東京/毎週日曜24:00~/出演:乃木坂46
「真夏の全国ツアー!裏でも表でもこんなことありました2023」。動画で振り返る

◆10月8日(日)
『そこがったら、櫻坂?』
テレビ東京/毎週日曜24:35~/出演:櫻坂46
「第1回櫻坂46ヘアアレンジアワード」。メンバー人気が高いのは誰の髪型?

◆10月8日(日)
『日向坂で会いましょう』
テレビ東京/毎週日曜25:05~/出演:日向坂46
「芸術の秋!新たな才能発掘バトル!」。
イラスト、ワード、造形、川柳で審査