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椿が次の家に引っ越すまでの間、4人で暮らすことになったゆくえ、夜々、椿、紅葉。居心地が良く楽しい共同生活を4人は満喫していた。そんな4人が暮らす椿の家に、ゆくえの妹・潮このみ(齋藤飛鳥)、椿の弟・春木楓(一ノ瀬颯)、椿の元婚約者・小岩井純恋(臼田あさ美)、ゆくえの友達・赤田鼓太郎(仲野太賀)が遊びに来る。後から帰宅し、純恋と赤田がいることに動揺する紅葉と夜々。ゆくえと椿は「共通の知り合い呼んでいいよ」と言ったら連れてきたという経緯を紅葉と夜々に話す。
椿が「ごめんね。最近お姉ちゃんとご飯すること減っちゃったよね」と謝ると、このみは「最近人と会うのが楽しそう、お姉ちゃん。ありがとう」と感謝する。また「片想いも楽しかったって」と夜々の気持ちを伝えるこのみ。椿はそれを聞いて、安堵の表情を見せる。キッチンにいる夜々と紅葉に対して「見たくて来ちゃいました。友達と話してる椿くん、どんな感じなのかなって。
皆が帰っていく中、赤田はゆくえに「駐車場まで送ってくれない?」と頼む。ゆくえは渋っていたが、椿、夜々、紅葉から送ってあげるように言われたため、赤田を駐車場まで送ることに。2人で楽しく話す中、赤田は「前ほど頻繁には無理だけど、俺の歌を聴かないと死んでしまいそうってことがあれば電話しろ。多分許しが出る」と笑顔で伝える。「分かった。赤田の横で延々に“永遠にともに”歌う」とふざけるゆくえ。一度は縁を切ることになった2人が、また友達に戻れることになったのであった。
4人はついに引っ越すことになり、荷物をまとめる。マグカップを手に持って寂しそうに眺めるゆくえ、紅葉、夜々。ゆくえが何も言わずにキッチンにマグカップを置くと、それに続いて他の3人もキッチンにマグカップを置く。
椿の家だった場所に戻ってきた志木美鳥(田中麗奈)。夜々、紅葉、ゆくえ、椿と順番に1人ずつ引っ越しの手伝いに来ていた。ゆくえが「男女の友情って成立するの?しないの?」と聞くと、「どっちでもいいんじゃない?人それぞれだからね」と答える美鳥。「だよね」とゆくえも同意していた。
それぞれの生活に戻った4人は、カラオケやカフェなどで集まるようになっていた。ある日集まった4人は、近況報告をすることに。紅葉は「同窓会のグループラインを自分から退会した」、夜々は「心開いてない人にも口が悪くなった」、ゆくえは「結婚式の招待状、欠席に丸をした」、椿は「同じ美容院に2回行った」とそれぞれの成長を話し、楽しく話しながら外に出ていく。椿の家で集まることはなくなっても、4人の友情が変わることはなかった。上手く2人組になれない4人が出会い、かけがえのない4人組になることができたのであった。
「男女の友情は成立するのか?」というテーマを掲げ制作された本作。
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