趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第110回が7日(木)に放送された。梅吉(柳葉敏郎)とスズ子(趣里)が”最期”の時間に「父ちゃんブギウギ」をデュエット。
号泣必至の15分となった。

【写真】愛子と梅吉、ほか『ブギウギ』第110回場面カット【5点】

医者から「今日、明日が山」と知らされたスズ子は、寝ている梅吉に長年抱えていた思いを吐露する。「ワテな、心のどっかで、ずっと気にしてたんや」とスズ子が打ち明けたのは、ツヤと梅吉、そして六郎と血がつながっていないと知っていたこと。今日までそのことを親子で話したことはなく、「何で言うてくれへんねん」と思わず本音をこぼした。

すると梅吉がゆっくりと目を開け「スズ子は、ワシとツヤちゃんのほんまの子やけん」と呟く。スズ子は、事実を教えてくれなかったのは梅吉とツヤの優しさだと知り、涙。
すると梅吉も「一番優しいのはスズ子や」「知らんふりして、ワシらを親にさせとってくれたんやな」と感謝の気持ちを伝え、自分とツヤとスズ子と六郎は、血より濃い”ハート”でつながっていると話した。

そして梅吉はスズ子に「歌、聞かせてくれへんか」とリクエスト。「父ちゃんブギで頼むわ」と言うと、ゆっくりと「父ちゃんブギウギ、父ちゃんウキウキ、父ちゃんズキズキワクワク」と歌いだす。スズ子も涙を流しながら一緒に「父ちゃんブギウギ~」と歌い、楽しかったはな湯での思い出や、家族4人で笑い合った時間を思い出す。

歌い終わったスズ子は思わず梅吉に抱き着き「お父ちゃん、嫌や」と号泣。父娘の”最期”の時間は、スズ子も梅吉も心の内をさらけ出し、思いを伝え合えた濃い時間となったのだった。


放送後、視聴者からは「堪えきれず涙腺崩壊」「血じゃない、ハート。この梅吉さんの考えに涙した」「父ちゃんブギウギ...すごい泣けた」「一番優しいのはスズ子や 父ちゃん、ちゃんとわかってた」と「朝から泣けた」と沢山の声が寄せられていた。

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