【写真】余貴美子演じる百合、ほか『虎に翼』第112回【4点】
昭和35年2月、原爆裁判の口頭弁論が始まったころ星家ではとあることが深刻化していた。
しかしそれから一年半の月日が流れると、百合の症状はさらに悪化。銀行で働くのどか(尾碕真花)に「大学に遅れますよ」と言ったり、どこか怒りっぽくなったり、食事が上手く取れなかったり…。昼間はお手伝いさんに百合の側に居てもらっているようだが、病の進行の速さに視聴者も驚きを隠せない。
百合を演じる女優・余貴美子はこれまで、子どもを置いて恋愛に夢中になった女性や、儲けのことばかり考えている家政婦紹介所の所長など、見る者の記憶に残る鮮烈な役どころを熱演してきた。今作でも認知症によりだんだんと本来の自分を失う百合の様子に、視聴者も目が離せなかったようだ。
SNSでは「ドラマではかいつまんでしか見せない時間経過の中でぐっと衰える百合さんよ。余貴美子凄い」「明るくて穏やかだった百合さんの印象がガラッと変わって迫力あったな」「百合さんの認知症の描写が生々しかった。演じている余貴美子さんの凄みが炸裂していたわ」「百合さんの症状が進んでいく感じがリアル。余さんがさすが過ぎる」など、余の演技を絶賛する声が多く寄せられていた。
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