【写真】ソロカットも、Dark Idolオーディションに合格した6人【22点】
──様々なドラマが生まれたDark Idokオーディションですが、合格を告げられたときの率直な気持ちは?
橋本萌花(以下、橋本) うれしい気持ちはもちろんあったけど、正直、寂しさもありました。オーディションを一緒に戦っているうちに、ライバルに対しても仲間意識みたいなものが芽生えてきたんです。
前垣さら(以下、前垣) たしかにね。ずっと一緒に頑張ってきたメンバーと「さよなら」するのは切なかった。
石川侑依(以下、石川) 私はアイドル未経験なんですね。これまでアイドルたちが表舞台でキラキラ輝く姿を見ていたけど、オーディションを通じて苦しみがあることもわかってきたんです。そういう意味では本当にこれから大変だと思うし、頑張らなくちゃいけないと気合が入りました。
星野ティナ(以下、星野) 決まったメンバーを見渡して、「これならいけるんじゃないか」という感覚がありました。みんな個性が強いし、根性もあるし、なによりもポジティブなんですよ。早くも手応えを感じています。
──これからグループとしての活動が始まりますが、チームカラー的にはどんな集団といえますか?
谷屋杏香(以下、谷屋) オーディションの段階から剥き出しでありのままの姿をさらけ出してましたし、変に取り繕うようなメンバーがいないと思っているんです。
橋本 すでに来年4月にEX THEATER ROPPONGIでワンマンライブをすることが決まっています。キャパが1000人というのは大変なこと。そこまでに実力をしっかりつけていかないといけないし、それぞれの熱い想いをもっとしっかり話し合いながら詰めていきたいですね。
──今日は取材日ですが、これが6人で初めての仕事だということですからね。まだLINEグループも作っていない?
一条カオリ(以下、一条) LINEグループは速攻で作りました!
石川 本当は今日のお仕事が終わったあと、6人でごはんに行く予定だったんです。だけど私に予定が入ってしまい、それが流れちゃったんですよ。
──本来だったら6人の結束が強くなる記念すべき日だったのに(笑)。
谷屋 私、はるばる静岡から来たんですよ~(笑)。
石川 ごめんなさい、責任を感じています(笑)。
──楽曲、振付、衣装などのコンセプトはアソビシステムが中心となって決めていくとは思いますが、みなさんとしてはどんな方向性を希望しますか?
前垣 6人はそれぞれが過去につらい思いをしてきているので、そこに共感してくれる人は少なからずいるはずなんですよ。今、世の中で苦しんでいる人でも、私たちの曲を聴いて頑張ろうって感じてくれたら最高だなと思います。影響力のある唯一無二のグループになりたいですね。
星野 悪い過去や暗い過去だって輝くんだよということを教えたいです。他人に何を言われようが、本当に大事なのは自分自身。年齢なんて関係ない。家庭環境だって関係ない。結局、最後は自分の人生を貫くしかないですから。そういったメッセージを自分たちの活動を通じて届けたいです。
一条 オーディションの様子が放送されている段階から、SNSでは「勇気をもらえました」とか「明日も頑張ろうと思います」という声が届いていたんです。オーディション現場では心身ともにボロボロになったけど、頑張った甲斐はあったなとうれしくなりました。
谷屋 オーディションの中で「私の強みは挫折の数です」ってコメントしたことがあるんです。
──それにしても、ここまで過酷なオーディションは久しぶりに見ました。
前垣 特に合宿がつらかったですね。あそこまで大人に真正面から怒られるって、なかなか経験できることじゃないですから。でも、学べたことはすごく多かったです。
星野 合宿がつらかったのは私も同じですが、なぜか私の部屋はシャワーのお湯が出なかったんですよ。ただでさえメンタルがやられているのに、追い打ちをかけるように水しか出なかった。神様はどこまで私に試練を与えるんだって恨みました(笑)。
一条 私が印象的だったのは、自分のパートを歌い終わったときにリュ・ソラ先生が「ヒュ~」って言ってくれたんですよ。過酷なことしかないオーディションだったから、その「ヒュ~」がホントうれしかったんですよね。
──今後の目標を教えてください。
一条 まずは来年4月に行われるライブをしっかり埋めるというのがひとつ。そして「日本のアイドルといったら私たち」というスーパースターになりたいです。
──グループ名は「Dark Idol」で決まりではないんですか?
一条 そこはこれから決まるんです。私たちもドキドキしています。
橋本 ほんとに将来的にはコーチェラ・フェスティバルに出たい! 武道館も東京ドームもすごいことだけど、夢はさらに大きく世界へ! ジャパニーズ・アイドル・カルチャーを地球全体に広めたいです!
前垣 いいね~。朝倉末来さんも「世界で通用するグループを作りたい」と言っていたし、私たちも目指すならそこかなと思っています。
星野 私は時代を変えていきたいな。いつの時代でもブームってありますけど、それを自分たちで作っていきたいんです。今はK-POPに憧れる子が多いんでしょうけど、次はDark Idolが憧れの対象になればいいなって。
谷屋 私たちの強みは経験値。
石川 私も今までいろんなアーティストさんの作品に触れて勇気や元気をもらってきました。今度は私たちが、みなさんの人生に寄り添うような作品を作っていきたいんです。そのためにもメンバーが一致団結して、努力を積み重ねていこうと考えています。
──だとしたら、まずは食事を一緒にしたほうがいいんじゃないですか?
石川 それは言わないでください~(笑)。
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