2015年、「地元新潟に密着」をテーマに結成されたNGT48。その1期生として結成当初からグループの中心メンバーとして活躍している本間日陽
憧れだったというAKB 48グループ成人式のセンターポジションに抜擢された彼女だが、中身はまだまだ大人になりきれていないと語る。そんな彼女が考える二十歳とは? 新成人の抱負とともに聞いた。

──本間さんは昨年11月に二十歳になりましたが、そもそも二十歳にどんなイメージを持っていましたか?

本間 48グループは毎年成人式をやっていて、新成人になられた先輩のみなさんはすごく大人だなって思っていました。だから成人になったら自分ももっと自立していると思っていたんです。でも、私は相変わらず朝はまだ父に起こしてもらっていますし、あまり変わっていないなって(笑)。

──まだ大人になりきれていない部分があると?

本間 NGT48に加入したのが高1のときで、その後、卒業はしたんですが、NGT48メンバーとして活動していると後輩も入ってくるので、気持ち的には高校生のまま活動してきたんです。だから中身はまだ大人になりきれていないかもしれません。二十歳の目標として自立したいと思っています。

──本間さんにとって自立とは?

本間 うーん。お金の管理がしっかりしているとか? そのあたりもまだまだ両親に助けてもらっているので、ちゃんと自分で管理して貯金したいと思います。あと、掃除や洗濯は普段自分でやっているんですが、もうちょっとこまめに、細かくやらないとダメだなって。

──10代最後の年、2019年はどんな年でしたか?

本間 自分たちが活動してきた環境がどれだけ恵まれてきたのかを実感した1年でした。
活動したくても難しい時期もあったので、「レコード大賞」「NHK紅白歌合戦」など、年末のテレビ番組にNGT48から出させていただけたことは感謝の気持ちでいっぱいです。いまは1月18日のNGT48の選抜コンサートと、25日のソロコンサート(ともにTDCホールで開催)に向けてリハーサルをする毎日なんですが、そんな忙しい日々にも感謝しています。

──昨年、個人的に印象に残っていることはありますか?

本間 ソロ公演(3月と9月にNGT48劇場で開催した「その先を照らすもの」公演)ですね。ソロできっちり2時間やるって48グループでもなかったことなので新しい挑戦でした。ファンの方も「10曲ぐらいかな?」と予想していたみたいで、公演後「23曲もやるんだ」という反応をいただけてすごく嬉しかったです。4月には横浜スタジアムで「AKB48グループ春のLIVEフェス」のステージにもソロで立たせていただきました。それまでのグループでのパフォーマンスとはまったく違う見せ方をしなければならないので、いい刺激になりました。

──18日のNGT48選抜コンサートへ向けては合宿もしたとお聞きしました。どんな合宿だったんですか?

本間 先輩後輩関係ないフラットな状態で合宿をして、その3日間を通して、先生たちが今回の選抜メンバーを決めました。

──かなりキツかったですか?

本間 ですね。みんなすごく真剣で、レッスンが終わった後もずっと練習をしているんです。私は長時間、集中力を持続させるのが難しいのですごいなって思いました。


──NGT48は結成直後も合宿がありましたが、あのときとは違いましたか?

本間 加入してすぐと、5年目に入ってやるのでは意味合いも辛さもまったく違いました。これまで何度もステージに立ってきましたが、改めて立つ覚悟を教えられました。お互いがライバルでしたが、支え合う絆もできましたし、本当に自分たちのためになったと思います。今回の合宿で学んだ覚悟は、今後のアイドル人生、そして卒業した後も大切にしていきたいと思いました。

──さて、ではその選抜コンサートからスタートする2020年の目標をお願いします。

本間 先ほども言いましたが、個人としてはちゃんと自立することですね(笑)。グループとしては昨年、活動が思うようにいかなかったときに後輩メンバーに支えてもらったり、ファンの皆さんに助けていただいたので、メンバーもファンの皆さんもワクワクできることをやっていきたいです。あとは自分の立ち位置を確立させたい。

──と言いますと?

本間 有り難いことにAKB48の選抜に選んでいただけたり、ソロコンサートを開催させていただけたり、今日の成人式でもセンターに立たせていただけたりしたので、NGT48をもっと自分が引っ張っていくぞという思いを持って、もっとファンの方に認められるようなパフォーマンスをしたいです。

──なるほど。では最後にそのファンのみなさんにメッセージをお願いします。

本間 歴史あるAKB48グループの成人式でセンターに立たせていただけたのは、本当にファンのみなさんのおかげだと思っています。
この成人式で前列の真ん中に立つのが憧れだったのですごく嬉しいです。これから新しい一面を見せられるアイドルになりたいなと思います。今年は演技にも挑戦したいと思っていますので、応援よろしくお願いします。

▽本間日陽
ほんま・ひなた。1999年11月10日生まれ。新潟県出身。NGT48所属。1期生。2015年にNGT48第1期オーディションに合格。2018年に発売したNGT48 3rdシングル『春はどこから来るのか?』で、初めて表題曲のセンターを務めた。昨年発売されたAKB48 56thシングル『サステナブル』の選抜メンバーにも選ばれており、未来の48グループを引っ張る存在として期待がかかる。
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